夏に大掃除!?レンジフード清掃を行いました!!
みなさんこんにちは、家庭発電所所長のjal_1980です。
『レンジフード掃除をいつ行うか?』と聞かれ思い浮かべるのは、多くの人は年末の大掃除ではないかと思います。
今年私の夏休みに与えられた宿題として実施してみました。
いつもは年末の大掃除にレンジフード掃除を行っており今回初めて夏場に行いました、寒い冬場に行うより多くのメリットがあるので皆さんにご紹介したいと思い記事にします。
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夏場に?!レンジフード掃除を行うメリット
なぜ?
夏場にレンジフード掃除を行った方が良いのか?
大きく2つのメリットがあります。
1つ目は
気温(室温)が高いと油が柔らかくなり、掃除しやすい
レンジフードの汚れは油汚れです、油汚れの性質として暖かい方が柔らかくなり・冷たいと固くなります。
私は寒い冬場と暖かい夏場両方掃除を行いましたが、冬場の方が大変でした。
ダクト内の汚れをプラスチックスクレーバ(プラスチック製のヘラ)で削り取るのですが、付着している油が固くこびりつき。
ヘラで取れた油の塊がポロポロと落ちてき、顔に掛かります…
問題はそれだけではなく。
落ちた油の塊がIHヒーターや床を汚さない様、新聞紙等で養生しないといけません。
落ちてくる汚れを避けながら行うので作業性が悪いのと養生を行う必要があるので、片付けの手間が掛かります。
養生したゴミも出てしまいますね…
冬に比べて夏は気温が高く油汚れが柔らかく粘度があるので、そぎ落とすヘラに付着するので養生を行う必要がありませんでした。
2つ目は
浸け置き洗いのお湯の温度が冷めにくい
外した部品をお湯で浸け置き洗いします。
お湯を使うのは汚れが落ちやすいから。
冬場は室温が低いのでシンクやバケツに貯めたお湯がすぐ冷めてしまいます。
夏場は室温が高いのでお湯が冷めにくく、外したファンや部品を洗剤と一緒に黒色ポリ袋に入れて直射日光の当たる炎天下に置いておけば、お湯の交換しないで浸け置き中にダクト清掃等平行作業が可能。
お湯の使用量が削減出来、結果節水になります。
YouTubeでレンジフードの清掃プロ業者の作業を見ると、は大きなバケツに洗剤とヒーターを入れてお湯の中浸け置き洗い中汚れを浮かし、高圧洗浄機で汚れを一気に剥がし取るみたいです。
浸け置き洗いと平行してフードの分解や周辺の清掃を行う事で、作業の効率化を図り時間短縮を可能にしています。
素人がプロと同じ機材や強力な洗剤を準備して同じように作業は出来ませんが、原理を取り入れて工夫しマネ出来る所を取り入れると良いのではないでしょうか?
それでは我が家の清掃前レンジフードの状態を見てみましょう。
汚れが蓄積したレンジフード
私も前回冬の寒い時期に大掃除を行ってから数える事幾年月…
おそらく3~4年位一度も清掃せず、ほったらかしだと思います。
皆さんに見ていただきましょう。
レンジフード外観はちょっと汚れているかなぁ~、というレベルですが…
整流板を外して見ると油汚れに吸着したホコリが多量に付着しており、相当の期間の掃除をサボったせいでご覧の有様です…
そっと見なかった事にして、開けた整流板を閉じてしまいたい気持ちになりますね。
あなたのお宅のレンジフードは前回いつ清掃しました?
レンジフードを外した方は上の画像と比較してどうでしょうか?
内部の汚れも相当蓄積されていると考えると分解清掃しなければ…
という事で清掃をスタートします。
レンジフードのメーカーや機種によって清掃・分解方法は違います。
以降の説明は説明書に記載を元に作業を行い、間違いの無いよう説明しています。
このブログの記事をご覧になり清掃を行った結果、機器の故障やご自身のケガに対して当方の責任は負いかねますのでご了承の上、読み進めて下さい。
レンジフードの分解
分解を行う前に取扱い説明書の準備をしましょう。
紙の説明書があれば用意しましょう、説明書を探しても見当たら無ければメーカーと型番からあらかじめ検索・準備しておきましょう。
分解&清掃時の注意点や清掃が終わり、組立方法が違っていると故障やケガの原因となりかねません。
外し方を間違って部品を壊してしまうかも…
清掃中にレンジフードの電源を入れる人はいないと思いますが、IHクッキングヒーターとレンジフードの連動動作を行う製品はIHクッキングヒーターを使用すると、自動でレンジフードが動作するので、事故防止のために清掃中の料理はやめた方が良いです。
ファン固定のツマミ回す向きに注意しましょう。
緩めるつもりが誤って締める方向に回して外れない…(それは私…なのですが…)
なんて事の無いように説明書を見て作業しましょう。
プロのレンジ掃除動画では冬場気温が低いと油が固着しツマミが回らない…、なんてこともあるみたいです。
そのような時はホットガン(ヒーターガン)やドライヤー等の温風で固着した油を緩くして外すなんて技もあるらしいですね。
外したファンや部品を浸け置き洗い
外した部品は一式シンクに入れて中性洗剤入れたお湯をを貯め、浸け置きして油を落としやすくします。
お湯に注意
給湯温度を最大にセット、蛇口から高温のお湯が出るのでやけどに注意しましょう。
家族がやけどになるのを防止するため、掃除が終わったら必ず元の給湯温度に戻しましょう。
他のレンジフード掃除ブログや動画の様に簡単・手間なしに出来ないか?考えてみた。
オキシクリーン(オキシ浸け)はどう?
頑固な汚れ落としに万能クリーナーとして定番のOXI CLEAN(オキシクリーン)ですが、レンジフード洗浄に使用するには注意が必要です。
オキシクリーンは中性洗剤ではなく、アルカリ性洗剤になります。
レンジフード部品の材質や塗装の有無によって可能かもしれません。
私の場合、取扱い説明書に中性洗剤を使用し、酸性系洗剤やアルカリ系洗剤は使用禁止と記載があったので止めました。
汚れが付きやすい部品には油汚れが取れやすくする為、シリコン塗装されています。
オキシクリーンは塗装を剥がしてしまったり、金属表面を変色させてしまうので使用しない方が良いと思います。
またスポンジの硬い面・研磨剤入りタワシ・金属タワシ等は使用禁止と説明書に記載されてました。
私の家に設置してあるレンジフードはもう製造しておらず、部品が破損した場合補修用部品の入手は困難、レンジフード交換になっては困るので…
説明書記載の項目は順守して作業します。
食器洗い機はどう?
自動で強力な洗浄が手間なく可能な、自動食器洗い機を使用出来るか考えました。
定期的に掃除を行い、うっすら汚れが付着してる様な位の汚れなら使えるかもしれません。
試す場合は必ずご自身所有の食洗器取扱い説明書を見て確認しましょう。
外したレンジフードの汚れの状態で食洗器を使うには、リスクが大きいと考えました。
整流板(キャッチパネル)やシロッコファンを浸け置き洗いした水にはヘドロ状の油汚れが浮いています…
これは油汚れの一部であり、シロッコファンの隙間には落としきれていない油汚れが付着しています。
余りに大量なので食洗器の故障や配管詰まりの原因になるかも…
そう考えると手間は掛かってしまいますが、浸け置き&手洗いを選択しました。
溶けた油がは排水管内で固まり、詰まってあふれた汚水が床下浸水なんて事は何としても避けたいので。
復旧の手間やコストは当然大きくなります。
配管洗浄を依頼すると以下の金額が掛かりますし復旧するまで排水が出来ず、普段通りの生活が出来なくなってしまいます。
ここは急がば回れのことわざ通りに行います。
浸け置きしている間ダクト内の掃除に移ります。
並列作業で効率化を図ります、ここはプロの知恵を取りれてみました。
ダクト内の掃除
ダクト内の掃除はプラスチック製のスクレーバ(ヘラ)を使って汚れを取ります。
金属製のヘラを使わないのは、プラ製の方が軽く・小さいので取り回しがしやすい。
ダクトは金属製で内部が塗装されているので、塗装を剥がさないからです。
下の画像はダクト内の汚れをプラスチックスクレーバ(プラヘラ)でこそぎ取ります。
冬場と違い油汚れ(下画像の黒い部分)を削ぎ落しやすく、粘度が高いのでプラヘラに付こびり付き、落ちてこないので作業がし易い。
下の画像はスクレーバーで清掃後のダクト内部です。
液体洗剤マジックリンを大量に使用しなくても、短時間でご覧の通りきれいになりました。
ダクト内で液体洗剤を使用すると下に垂れて来るので作業性が悪くなります。
ウェスに液体洗剤を吹き付け、拭き上げを部分作業で行う程度で済みました。
ダクト内清掃で注意しなけれならない点があります。
また、この画像から見えないけど確認しておきたい箇所があるので次に進みます。
ダクト内、シロッコファンカバー清掃の注意点
モーター部にマジックリン等の液体洗浄剤を吹き付けない様、注意しましょう。
感電&漏電の危険があります。
赤丸で囲った穴からシロッコファンを回転させるモーターコイルが見えますね。
この穴から洗剤が入らない様注意して作業を行いましょう。
また、分解ついでに確認しておきたい箇所について説明します。
しばらく清掃していないレンジフードの場合、回転ガード部の底に油が溜まっているかも…
見えない部分なので忘れそうですが、一度ペーパー拭き上げると油がベットリ付いてきます。
余りに汚く、自主規制として写真は載せません。
例えるなら、重油のようなドス黒い油が溜まってました…
天ぷらや唐揚げ等揚げ物が多いご家庭はレンジフード清掃の度、毎回見ておいた方が良い部分になります。
プロのレンジフード清掃業者はファンガード部分を外している動画もありましたが、モーター配線等も外さなくてはいけないので、素人は真似しない方が無難だと思います。
このファンガードの底の部分に長年排煙された油が蓄積され。
やがて回転するシロッコファンに接触するようになると…、レンジフードから廃油の雨が滴り落ちます…
ある程度きれいになったら今回のレンジフード清掃最大の山場であるシロッコファン清掃に突入しましょう。
多分一番時間が掛るであろう浸け置き洗いの清掃を前に、一息入れた方が良いかもしれません。
人間の集中力には限界があります、一気に終わらそうとして無理すると思わぬケガや機器の破損に繋がるので注意しましょう。
プロの作業時間は120~150分とありますが、素人は2~3倍の清掃時間を考えておいた方が良いと思います。
参考までに私の時間配分は前半2時間・昼食休憩1時間・後半2時間の作業開始から完了まで合計5時間位だったと思います。
清掃中にレンジフードの電源を入れる人はいないと思いますが、IHクッキングヒーターとレンジフードの連動動作を行う製品はIHクッキングヒーターを使用すると、自動でレンジフードが動作するので、事故防止のために清掃中の料理はやめた方が良いです。
(大事な事なのでもう一度言ってます。)
自分で清掃しているのですから清掃依頼している分、浮いたお金で外食して楽しましょう。
そしてモチベーションアップした状態で残り半分片づけましょう!
私はそうやって毎回レンジフード掃除を乗り越えてます。
(経験談になります、それでも億劫なので…数年間隔になります)
シロッコファンの掃除
掃除も佳境に差し掛かり、汚れの総本山であるシロッコファンに取り掛かります。
シロッコファンの内側ブレードのくぼみに汚れが溜まっている。
指でひっかくと汚れが取れますね。
指やハブラシで汚れを除去。
私が今回レンジフード清掃作業を行った中で一番時間が掛りました。
ケガに注意して作業を行います、厚手の手袋があると良いですね。
割りばしの先端にウェスを巻き付けたお手製掃除用具を造ったら、時間短縮になったかもしれませんね。
次回の清掃時に改善してみたいと思います。(備忘録的)
シロッコファン清掃時バランサーは取外し厳禁
シロッコファンにバランサー(重り)がついている場合は取外さない様、注意しましょう。
重りによって回転バランスを取っているので、一度外してしまうと異音や吸い込み能力低下発生の原因となります。
清掃後再組立て
説明書を見ながら、記載の手順で組立を行います。
シロッコファン&ファン脱落防止ガード(ベルマウス)を取付ました。
内部が見える状態で一度レンジフードを動作させ、異音・異常振動が無いかチェックします。
異音・振動等の問題なければ、下の整流板(キャッチパネル)取付へ進みます。
向きを確認してドライバーで固定します。
まとめ
レンジフード清掃のビフォーアフターになります。
ご覧の通り、きれいになりました。
これでまた数年間レンジフード洗浄をしないで済みますね。
説明書では3カ月を目安に定期的な清掃を行ってくださいとありました。
もうちょっと楽できるなら良いのですが…
そういえばレンジフードを食洗器で洗えるか調べてみました。
結論は洗えません、食洗器の説明書にレンジフードのフィルターと記載されてました。
食洗器の洗剤にもアルカリ性と記載されているので、塗装が剥がれてしまう事を考えるとダメみたいですね…。
残念です…。
今後のレンジフード掃除をどうするか?
3つの選択肢を考えました。
①定期的な清掃を行って汚れの蓄積を防ぐ
②今回の様に清掃間隔に空いて汚れの蓄積が多い代わり、1回あたりの清掃時間が掛るのを我慢する
③自分でレンジフード清掃を行わず、業者に頼む
調べてみたらプロの清掃業者に依頼すると1.5万円位が平均金額みたいです。
次回の掃除も②になるような気がします。
今回清掃の様子をダイジェスト動画で作成してみました。
次回の改善ポイントとして、シロッコファンの汚れが早く除去出来れば楽になり時間短縮になると思います。
あなたのお宅のレンジフード掃除の参考になれば幸いです。
今回の記事は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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