太陽光発電積算40000KWh達成!
みなさんこんにちは、家庭発電所所長のjal_1980です。
本日我が家の太陽光発電所の累積発電量が40000kWhを達成しました。
太陽光発電を設置・発電開始したのが2009年1月からなので12年10か月経過しての達成です。
発電出力2.88kWなので現在標準的な発電容量からすると小容量です。
今まで発電に関わる大きなトラブルも発生せず、発電をし続けてくれました。
過去の記事で30000kWh到達報告が2018年6月16日なので約3年4か月経過し、10000kWh上乗せした事になります。
今回は設置当初から保管している電気検針票の売電量と昼間の自己消費から発電量(発電能力の変化)についてまとめてみたいと思います。
太陽光パネルやパワーコンディショナーの劣化はあるのか?
発電効率の悪化はあるのか?
私自身も確認しておきたいのでまとめてみた結果を共有したいと思います。
太陽光発電設備のメーカーは京セラ製で180Wパネル16枚搭載し、合計出力容量は2.88kWhです。
陸屋根南向き設置条件として、良好ではないでしょうか?
栃木県は日照時間等から算出した都道府県別発電量ランキングで17位と中位で1kW当たりの平均発電量は1287kWhです。
Webで調べた結果、最新の住宅用太陽光発電設備で我が家に設置したパネル容量からの年間予想発電量は3430kWhでした。
最新機器と比較して約13年前に設置した設備が行った発電実績を細かく分析して行きたいと思います。
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太陽光発電積算40000kWhまでの歩み
下の棒グラフは発電を開始した2009年1月から現在までの発電実績を積み上げたものになります。
棒グラフ1本が1か月で、1つのブロックが1年間を表しているので12年と10か月のデータなります。
オレンジ線がそれぞれ1万kWh・2万kWh・3万kWh・4万kWhを表示しています。
1万kWh達成が2012年4月
(発電開始から3年4か月)
2万kWh達成が2015年5月
(1万kWh達成からちょうど3年経過)
3万kWh達成が2018年6月
(2万kWh達成からちょうど3年経過)
4万kWh達成が2021年10月
(3万kWh達成から3年4か月経過)
1万kWh発電するのに大体3年位の期間が掛かっているのがわかりますね。
太陽光発電は天候によって発電量が変化するので、それぞれの達成期間はもっとバラバラになると思っていたのですがほとんど一致したので驚きました。
日々の発電量は天候によって違うが、約3年間のロングスパンだと発電量も安定しているという事でしょうか?
順調に右肩上がりなのでトラブルもなく発電してくれています。
このグラフから発電量の低下は見られませんが、もう少し詳しく見て行きましょう。
発電量はどのように集計しているかのか?
発電実績はどのように集計しているか気になりませんか?
京セラ太陽光発電実績をモニターするエコノナノビットⅱでは過去5年分の発電実績しか保存されません。
しかも左下の画像の様にモニターコンセントを抜いてしまっていた為、データ欠落になっており当てになりません。
このデータ欠落の発生原因についてはこちらをご覧ください。
発電モニターのデーター欠落によって、発電積算計量の誤差が発生しているかも…?
そのように考えてパワーコンディショナーの本体表示部にある積算電力計を確認したら問題無いようでした。
下の画像は40000kWh一歩手前の表示になっているパワーコンディショナーの本体表示部です。
積算電力のカウンターは発電モニター側ではなく、太陽光パネルで発電した直流電気を交流電気に変換するパワーコンディショナーの表示が基準になっているので一安心です。
欠落している発電モニター表示ではなく、どうやって過去12年分の発電実績を正確にまとめられるか考えました。
そこで考えた結果、一番正確であろう電気検針票(電気使用明細)と売電量を使います。
売電は100%太陽光発電なので全て発電実績に計上します。
面倒なのは『発電した電気を自家消費をした分をどのように算出するか?』です。
太陽光発電で発電した電気はまず自家消費に充てられます、自家消費出来なかった余剰分を電力会社に売っているので自家消費した分も発電実績として確認しないと正確ではないのです。
上の模式図でオレンジ線は太陽光発電量を表示、青線は家庭の電気消費量を示しています。
これらは上の累計発電実績の元データになります。
下画像左側購入電力量の青枠で囲った部分83kWhが9月の発電した余剰電気は発電分に計上。
我が家の太陽光発電は固定価格買取制度が終了して東京電力と買取継続の為、8.5円/kWhとなっています。
上画像右側ご利用明細の赤枠で囲った部分が電力会社から購入した分になります。
我が家の電気契約は電化上手といったプランになっており、使用時間帯と季節によって4つの電気料金単価が設定されています。
一番割安な夜間電力12.48円/kWhで23時~翌朝7時まで
次に割安な朝・晩電力26.49円/kWhで朝7時~10時・午後17時~23時
昼間は季節により夏季39.44円/kWhと他季32.32円/kWhに分かれており、時間帯は10時~17時まで
見やすい図で表すと下画像の様になります。
ブログ執筆を行うにあたり改めて確認したら、電化上手の料金単価がいつの間にか改定されており、それぞれの時間帯・季節料金も微増しておりました…
日本の電力30%を担っていた原子力発電所が停止している現在、代替発電する火力発電のコストが増加している分、値上げをしなければ企業として存続出来ないのかもしれません。
電気料金が高くなったのは再エネ賦課金(再生エネルギー発電促進賦課金)だけだと思っていたのですが、調べるとこの様な知らない変化もあるのですね…
太陽光発電は日が出ている時間帯に発電しますが、朝・晩料金と昼間の料金時間帯で発電した分より天候や季節による日照時間によってまかなえなかった分を電力会社から購入した電気になります。
発電モニターと比較しながら朝晩の購入電力の約45%が太陽光発電による自家消費として計算すると一致する事が判明。
毎月の発電量と累計発電実績を表計算ソフトで作成、グラフ化したものが最初のグラフになります。
発電量計算値とモニター発電積算数値の比較
電気使用量&売電量から算出した2020年の年間発電量は2992kWhに対して、発電モニター上の年間発電量は2936kWhと差が56kWhです。
2021年10月15日現在までの算出した年間発電量は2514kWhに対して、発電モニター上の年間発電量は2529kWhと差がわずか15kWhです。
この直近2年間の発電量計算値と実績値結果から、誤差は小さいと判断しました。
13年分の年間発電量を比較すると大体3000kWh前後で推移しています。
年間発電量最大となった年は2012年で3348kWhで、年間発電量最小となった年は2015年で2973kWhでした。(上に記載の表計算シートを参照して下さい)
年間発電量が最大と最小の差は375kWhです。
この差を大きいと見るか小さいと見るかは人それぞれだと思います。
私は天候による年間発電量の差が思っていたより大きいと感じました。
理由は月間発電量の平均値が約260KWh位に対して大きいからです。
あらためて調査・分析する事で見えてくる新しい発見がありますね。
天候による変動はあるものの、グラフが右肩下がりとはなっていないので発電量の低下は見られません。
今年の発電量は10月15日までの実績に今年の月間平均発電量の2.5か月分を上乗せした予測を行いました。
3000kWhを超えた所で確定しそうです。
今後もこの調子で発電を続けてもらいたいものです。
今年の3月に小さなトラブルで発電モニターの不具合も発生しましたが、無事解決して代替品も入手したので安心です。
発電モニター不具合発生と対処方法はこちらの記事になります。
上記トラブルの際、製造・販売元の京セラ株式会社相談窓口に問い合わせしたら。
導入から10年を超えると発電モニターやパワーコンディショナー等太陽光発電設備の製品ラインナップが刷新され、互換性も無いので丸ごと交換となってしまうようです。
発電モニターは旧型品の製造・販売も打ち切り、本体在庫は無くACアダプターが極わずかという状況でした。
発電モニターだけをを現行品と入れ替えする機器代金だけで約15万円(別途工事費が必要)との回答に驚きました。
この様な状況なので壊れてから代替品を準備するのは大変なので、良質な中古品が流通している内に確保しておこうと考えました。
そろそろパワーコンディショナーの寿命も心配なので、フリマアプリで現状と同型品を5000円で入手しました。
早速届いた商品の蓋を開けて内部の確認を実施。
コンデンサの液漏れやヒューズの溶断等は無く、程度は良好でした。
出品者の商品説明で蓄電池を導入した事で不要になった商品で、格安品でもジャンク品ではなく、良い買い物が出来ました。
家庭内の電気工事を行うのに必須資格である第二種電気工事士免許も取得済なので、もし現在使用しているパワーコンディショナーに不具合が発生したら、購入品と交換する形で早期復旧体制が取れそうです。
電気工事士免許は取得したものの、本業の仕事とはまったく無縁で配線工事は初心者のままなので複雑な配線工事が不要で交換可能で格安な同型品をチョイスしました。
趣味で取得した第二種電気工事士資格取得挑戦の記事はこちらからどうぞ。
次回の発電積算50000kWh達成記事を執筆する3年後まで、ノントラブルで稼働して欲しいものです。
家庭発電所所長らしく、パワーコンディショナーが故障したら自己修復に挑戦し、記事にして公開したいと考えてます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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