ショック!!健康診断で肝臓機能が要再検査となってしまった…
皆さんこんにちは、家庭発電所所長のjal_1980です。
私は1980年生まれで今年42歳なのですが、会社で受診した定期健康診断で要再検査となってしまいました。
今まで大きな病気になる事無く過ごしてきましたが、40代は色々と身体にガタが出始める時期なのでしょうか?
今回の記事は42歳のリアルな検査結果を受けた事により、日々の忙しさによってあまり考えないようなちょっと先の未来について真剣に考えてみました。
同年代の参考になれば幸いです。
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健康診断の結果肝機能に問題あり!?
肝機能に問題あると言われるとたいていの人からは、『お酒の飲みすぎじゃない?』
と言われそうですが、私は普段の生活で晩酌をしません。
コロナによって飲み会も無くなってしまったので、お酒を飲む機会がほとんどなくなってしまいました。
飲酒しなくても肝臓って弱るの?
最近は飲酒しない肝臓機能異常も増えているみたいです。
下画像が今回引っ掛かった健康診断の結果表です。
生活習慣調査(青枠)で飲酒をしないと答えています。
しかし、真ん中赤枠で囲った肝機能検査項目ALT(GPT)の基準35U/lに対して90と大幅にオーバーしています。
同じ肝機能の検査項目AST(GOT)も基準35U/lに対して38と少ないながらもオーバーしているのがわかりますね。
アルコールによる肝臓機能低下のサインであるγーGTPは基準55U/lに対して30と基準値内です。
この結果から要精密検査となってしまいました…
過去に受けた健康診断の推移を調べてみました。
肝機能検査項目の数値は全て上昇しており、中でもALT(GPT)項目が急上昇しています。
肝臓について
肝臓は別名『沈黙の臓器』と呼ばれたりします。
普段存在自体もあまり大きくはないですが、実物は成人で1~1.5Kg以上にもなる巨大な臓器。
肝臓を別のものに例えるなら、体の中にある化学工場という表現がピッタリ。
肝臓は体内の中で主に3つの役割があります。
役割①有害な物質の解毒
例1)アルコールの分解
アルコールに含まれる有害毒素「アセトアルデヒド」が「酢酸」・「二酸化炭素」・「水」によって体外へ排出
例2)アンモニアの解毒
アミノ酸を分解する過程で発生する有毒物質「アンモニア」を肝臓で「尿素」に変化させ、尿と一緒に排出
役割②消化を助ける胆汁の生成
脂肪の消化・吸収を促す胆汁を肝臓で生成しています
役割③栄養素の分解や合成を行い、体内で余剰な分は貯蔵・必要となった場合は生成して体内に送り出す
縁の下の力持ち的な存在と言えますね。
肝臓は切っても元の状態に再生するタフな臓器。
よく聞くγーGTP(ガンマジーティーピー)は主にアルコール分解で生成される消化酵素。
普段飲酒をされる方は数値が高いのでは?
『休刊日を設けましょう。』なんて指導されますよね。
近年アルコール以外でも肝機能障害として注目されているのがALT(GPT)、私が検査をパスできなかった項目です。
再検査(精密)検査をして報告しないと呼び出しを受けて産業医面談となってしまいます。
掛かりつけの医療機関で再検査
会社の健康診断結果通知を持って、掛かりつけの病院へ行きます。
再度血液検査と腹部エコー(超音波)診断を受ける事に。
再度採取した血液検査の結果ではALT(GPT)数値は少し高いですが、健康診断時より数値は低下し正常範囲に戻ってました。
腹部エコーの結果。
肝臓の周りが脂肪の膜で覆われている事が判り、脂肪肝であることは間違いなさそう。
肝臓が白くなっているそう、この肝臓を覆っているのが白い物が脂肪です。
しかし、エコーで1~2cm位の黒い物が見えるとの事。
以前確認した際はな無かったものが…
さらに調べて明らかにした方が良いとの事、腫瘍マーカー検査とCT検査を行う事になりました。
黒い物が良性・悪性どちらかハッキリさせた方が良いと考え、すぐにCT検査の予約を行いました。
個人医院では流石にCT検査機材は常備していないので最寄りの赤十字病院で検査を受け、検査結果を掛かりつけ医師から聞く流れとなります。
腫瘍マーカー検査とは?
がんの種類によって特徴的に作られるタンパク質を調べる検査。
がん細胞やがん細胞によって反応した細胞によって作られるので数値が大きいとがんの疑いを調べられる。
腫瘍マーカーだけではがんの有無やがんの場所は特定出来ないのでその他の検査結果と医師が総合的に判断する。
下画像が腫瘍マーカー検査結果
肝臓に関係する検査項目の数値は全て正常値でした。
CTスキャン(コンピューター断層撮影)について
Computed Tomography 略称:CTとはレントゲンの高速連続撮影版みたいなもので、人体を輪切り状の断面(スライス状)撮影が可能。
検査設備の外観形状はドーナッツ状でMRIとあまり変わらない。
Magnetic Resonance Imaging 略称:MRI(磁共鳴映像法)強力な磁気を発生させ、人体内の共鳴現象を取得する事で内部を可視化する装置。
水分量の多い脳や血管を可視化しやすく、放射線被ばくがないのがメリット。
CT造影剤を使った撮影には少なからずリスクが存在するらしいです。
医師よりCT造影検査の説明を聞き、私と妻の同意書を記入して提出します。
レントゲンと同じく、指示されたタイミングで息を止めながら、検査台が装置内部にスライドして検査機内部のリング状に入る時に撮影しているみたいです。
何度か通常状態で撮影し、静脈にヨード造影剤を自動注入器で注入しなら撮影を行いました。
注入した時だけ一瞬背中側が発熱した感覚でしたが、その後特に変化はありませんでした。
一週間後検査結果は掛かりつけの病院に届けられるので、結果が出るのを待ちます。
今、私が死んだら…
どんな結果が出ても大丈夫な様に死亡保障について試算してみた。
まずざっくりとした月々の支出、生活に関わる費用を簡単に書き出しました。
生活費を12カ月掛けると年間の生活費が算出できる。
生活費を1年で考えると324~360万円となり、以降約350万円とします。
住宅ローンは団体信用生命保険(団信)によって支払い免除となり無くなる。
死亡・または病気により就業不能となった場合、住宅ローンの支払いは無くなる。
住宅ローン支払いが毎月7万円×12カ月=84万円。
年間生活費350万円から住宅ローン分84万円を引くと私が死んだ場合、残された家族が生活するのに生活費が最低266万円必要となります。
遺族年金制度について
世帯を支える働き手が亡くなり残された家族の救済として、公的援助制度の遺族年金年金制度がある。
下の表は会社員の遺族年金制度を図で表してみました。
会社員の残された遺族に対する年金制度は2階建て。
ベースは青枠で囲った遺族厚生年金で、支給条件は子供の有無に関係なく支給対象。
支給金額の計算式は厚生年金加入期間の平均年収×勤続年数×0.005481×0.75で大体算出が可能。
遺族厚生年金は勤続年数が25年に満たない場合でも、25年働いたとして算出します。
実際に計算してみます
平均年収500万円×勤続年数は25年×0.005481×0.75=513843となります。
私の場合、遺族厚生年金は年間約50万円になります。
2階部分の赤枠で囲った部分の遺族基礎年金は、18歳以下の子供を育てている世帯が支給対象。
子育て世帯の残された遺族に対して不足する金額を支給する制度で、妻の分が80万円・第2子までは一人につき20万円支給・第三子以降は一人につき7万円支給。
私の場合に当てはめると。
長女が18歳になるまで年間127万円支給、その後次女が18歳になるまで年間107万円支給、3人目が18歳になるまで年間87万円支給。
3人目の子供が18歳になり子育てが完了すると支給対象外となり支給が打ち切られます。
遺族年金でカバーできる生活費は130万+50万で合計180万円。
年間の生活費が270万円に対して遺族年金でカバーできるのが180万円なので、年間100万円が不足する予想となる。
遺族年金でカバー出来ない部分は保険に頼りましょう。
保険で必要な金額を算出してみる
前項で計算した遺族年金だけでは不足する生活費は1年あたり100万円。
20年間として2000万円必要と考えます。
大学進学費用として国立・公立大学として一人当たり250万円、三人として750万円。
不定期に必要な大型支出としてエコキュート代40万円、車の買い替え150万円、家の修繕費100万円として合計すると290万円。
教育費・大型支出を合計すると1040万円となります。
不足する生活費20年間で2000万と教育費・大型支出合計1000万を合計すると、ざっくり3000万円分を私が死亡した時に確保する必要があります。
保険金額に3000万円を割安な保険料でカバーするために、勤務先の団体定期保険で賄います。
遺族年金制度で説明した2階部分の遺族基礎年金は子供の年齢が18歳を超えると段階的に支給がなくなります。
大学進学も国立・公立大学として算出していますが、実際は私大となり更に教育費が必要かもしれません。
このような将来にわたり予測の難しい予備的なお金は貯蓄性の高い保険で賄います。
上の保険証券の中で現在支払っている保険は左下の団体定期保険のみです。
その他の保険は全て支払い済となっており、月々の保険料の支払いはしないで保証は継続したままにしてあります。
病気となった場合
住宅ローンは疾病特約により、病気の種類・程度によって、支払い免除・減額となる。
金利が低いネット銀行へ借り換えを行った記事はこちらです。
勤務先で契約している疾病入院保険で手術の種類によって入院日額の5倍・20倍・40倍の金額を一時給付。
入院費用と通院保証が受けられる。
年齢を重ねていくとがん発症のリスクが増えるので、がん保険特約(月額320円)を追加で付けています。
今まで保険のお世話になるケガ・病気に掛かった事はなく、病気になる確率は低いと考えて以上の保障に加入しています。
私の保険に対する考え方
25歳と結構早いうちから大きな保険に加入しているが、銀行に預けておくより少しでも増えてなおかつリスクの小さい投資と同じ考えでした。
いきなり投資信託や株式を買うのに抵抗があったので、少ない期間で解約すると元本割れするのは知っていましたが、リスクが小さい保険から始めた。
独身の頃より結婚・子育てと生活費が増えて保険料の負担が大きくなったので払い済みに変更、保証はそのまま残してほったらかし。
若いうちに苗を植え、結婚・子育てと忙しい間は放置しておき、時間が経過し大きく育ったらどうしようか後で考えるスタイルです。
結婚後も当面使わないお金を銀行に預けておくより、為替リスクをなくした円建て一時払い終身保険でほったらかし。
学資保険も行ってましたが、元本割れ期間が長い割に運用利率も悪く余り増えないので解約してしましました…
ドル建て保険の払い込み期間(2005年~2012年)にかけてはちょうど円高に振れている時期でしたね…
ドル建て養老保険は最近円安に振れているので、円換算解約返戻金も大きく育っている事を実感しました。
下の画像は現在加入中の保険証券をコピーしたものです。
このまま円安の為替レートが続くのであれば、ドル建て養老保険は65歳以降もそのまま個人年金として受け取る選択も考えられますね。
団体定期保険については月々の保険料支払いは1万円程度、掛け捨ての死亡保障3000万円も6~7割程(年によって多少変動)還付されるので実質支払いは5万位。
月々の支出の中で保険に関係する支払い割合は低くする事で。
利率の高く貯蓄性の良いコスパの高い保険を選択する事で、リスクの小さく堅実な運用をベースにしています。
今後、子供が成長し、掛かる負担が少なくなるなら死亡保障3000万円を減額し保険料を少なくしていく予定。
払い済みの保険解約返戻金は現在850万程ですが、使い道はまだ未定なのでそのままほったらかしを継続します。
ライフプラン作成してみた
今まで健康だったせいでライフプランを考えないで今まで走ってきましたが、いい機会なので作成してみました。
単純に表計算ソフトに家族の年齢と、耐用年数から車の買い替えや大型出費・住宅設備の修繕費の予想金額を入れておきます。
ついでに最大の負債である住宅ローンの年末残価も調べてみました。
住宅ローンの契約内容から、赤枠で囲った返済予定表から簡単に毎月のローン残価を調べられます。
このまま繰り上げ返済をしないままだと、最終支払いは2043年9月に完済予定となります。
金融資産の予想等を判る範囲で列挙したのが下表になります。
1ドル138円として、保険解約返戻金(金融資産)と住宅ローン(負債)が逆転するのが2034年の予定。
私の場合は今後約10年間が子供達の大学進学期間に当たるので、教育にかかる費用が増える時期に差し掛かります。
大学進学するのか?・しないのか?
する場合どこまで援助するのか?・どこから資金を捻出するか?
しない場合は住宅ローンの残債を圧縮するか?・繰り上げ返済しないか?
老後の生活水準はどうするか?
このような事を家族全員で話せれば良いと思います。
私の希望としては、住宅ローンの負債に対して金融資産が増える事で早く黒字化させる事が第一目標。
時間の経過と共に継続して価値が上昇していくものを見つけ投資したいですね…
精密検査結果
色々調べている内にCT検査から一週間が経過しました。
掛かりつけ医に届いたCT検査結果を聞きに行きます。
検査の結果は…
エコーで発見した黒い影は脂肪に覆われる前の表面が一部だけ残ったものと判断。
腫瘍ではない事が判明しました。
全ての検査結果から異常はなし。
しかし、診断結果の脂肪肝は自覚症状が無いので放置したまま進行すると、肝硬変となり病気になるので対応する必要があります。
脂肪肝については食事の量を減らし、運動を行う事で改善するレベルなので投薬治療や通院の必要はなしとの事。
ホット一安心しました。
まとめ
健康診断に引か掛かったネガティブな事でも、検査を行い一安心となりました。
普段考えない事故や病気になり死亡したら?
保障で間に合うか?・現在の補償内容はライフスタイルと合っているのか?
掛かった検査代の領収書は保管しておき、家族の分も合わせて来年医療費控除を行います。
CT検査に掛かる金額が一番高額となりました…
まぁ~、病気になると医療費が掛かるという事の勉強代と考えます。
マインナンバーカードを利用したe-TAX(電子申告)の医療費控除方法についてはこちらの記事をご覧ください。
加齢とともに落ちる代謝に合わせて食事の量を減らし、定期的な運動を心掛けて病気に気を付けたいと思います。
皆さんも健康を維持し続けましょう( ´艸`)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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