ハウスメーカー主催アフターFITセミナー参加【続編】
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こんにちは、家庭発電所所長のjal_1980です。
前回より引き続きハウスメーカー主催アフターFITセミナー【続編】のリポートをお伝えします。
(前編をご覧になりたい方はこちらをクリック。)
前回では固定買取期間が終了してもそのまま何もしないと売電収益が回収されてしまうショッキングな話でしたが今回はその対策である自己消費についてです。
蓄電池を使用せずに自己消費するには?
太陽光発電と違い収益を生み出さない(まだ高額な)蓄電池を導入せずに、自己消費比率を増やして買電せずにするのかが本題です。
ライフスタイルに合わせた選択肢があります。
1.日中不在しがちな家庭
エコキュートなど蓄熱機器の電源に使用する。これは電気エネルギーを熱エネルギーに変換して貯めておく方法です。
エコキュートの基本原理として空気の熱エネルギーを安い深夜電力でお湯を沸かして貯めておく巨大な電気ポット。
昼間と比べて割安な深夜電力を使ってガスや灯油よりも安いランニングコストが安いのでだいぶ普及しました。
その電源として太陽光で発電した電気をしたら良いのでは?
時間帯と料金単価について図で表したのが下の円グラフになります。
実証実験・技術論文ページはこちらです。
【外部リンク】ヒートポンプ給湯機のデマンドレスポンス効果を評価|科学技術振興機構(JST)
ただ毎日が晴れの日ではないので天気が悪い日にお湯を沸かしてしまうと高い電気を買ってしまって電気代がかかってしまう事が考えられます。
IoTや天気予報を活用して自動で行う方がいいのか明日の天気を人が判断して手動制御した方がいいのかそれぞれの特徴があるので一概には言えませんが、
もう商品としてラインナップされているんですね。(パナソニック商品紹介ホームページはこちらです。)
メリット:毎日使用するもので消費電力も大きいので買電量を大幅に削減できる。
現在使用しているエコキュートが昼間の手動沸き上げに対応していたら費用負担なしで導入が可能。
デメリット:天候により夜、沸き上げた方が良い日もある。
見極めが肝心、間違うとコストアップ。
普通のエコキュートと比較して高価。
2.日中在宅者がいる家庭(自営業など)
家全体を空調システムで制御する全館空調の電源に使用。
参考事例:セキスハイム全館空調システム。(商品紹介ホームページはこちらです。)
メリット:家中で温暖差を発生させない快適な室内。
花粉症などアレルギー症状が緩和される。
デメリット:家の基礎断熱構造で導入可否がある。
家の面積・間取りでランニングコストがかなり違う。(太陽光発電ではまかないきれないかも・・・。)
3.EV,PHV車を所有している家庭
昼間発電した電力を電気自動車に充電して活用。
EV,PHV車を所有または購入予定なら充電に使用してもいいですよね。
商品紹介ホームページはこちらです。(2018.08.23加筆修正:製品紹介ホームページに生産中止品となってます。)
この製品を製造している4R ENEGRY社は日産自動車のグループ企業で搭載バッテリーは電気自動車リーフと同じらしいです。(4R ENEGRY社HP情報)
4R ENEGRY社と同じような製品として三菱電機SMART V2Hという商品がありますね。
商品紹介ホームページはこちらです。
メリット:充電(給油)に行く手間がなくなる。
デメリット:V to H設備はまだ高額商品。
セミナー参加後の感想
約1時間のセミナーに参加した感想は太陽光発電の価値は10年間の売電収益だけではなくその後どう活用するかで大きく変化します。
それぞれ設置した太陽光発電量やライフスタイルで今回紹介した以外の活用方法があると思います。
私は今回エコキュートの太陽光の電源として活用する事がライフスタイルと費用対効果で最も合っている気がします。
固定買取期間が終了してパワコンが故障したらパネルを撤去してしまう人や放置する人が増えるかもしれません。
しかし、売電だけでない価値をそれぞれが見出して自分自身に合わせた活用方法を見つける事が重要であると私は感じました。
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