エネルギー自給自足への挑戦

AUKEY赤外線暗視機能付きドライブレコーダーDRS2製品レビュー

2020/12/28
 
赤外線カメラモード選択画面
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1980年生まれ、妻と子供3人の父で真岡市在住。 趣味は写真撮影、動画編集、PCカスタマイズ等。 蓄電池やEV・PHVなどに興味・関心があります。発電した電気は売電から個人消費に変化していく過程を発信していきます。

 

みなさんこんにちは、家庭発電所所長のjal_1980です。

今回は赤外線暗視機能付きドライブレコーダーの製品紹介レビューを行います。

私がドライブレコーダーを購入するのは3回目なのですが、他社とはちょっと違った機能である赤外線暗視機能を搭載した製品を購入したので商品紹介を行っていきたいと思います。

なお、この商品は自費購入商品でPR記事ではありません。

 


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購入経緯

なぜ私がこの商品を購入した経緯から説明していきます。

ドライブレコーダーを導入する主目的は事故の記録や話題となった煽り運転の被害の防止です。

ただ、駐車中のいたずら防止や当て逃げの記録等の用途にも活用できればと考えて駐車監視機能も重視したドラレコを導入したいと思いました。

それはいつの間にか見知らぬキズがぼんんボンネット上に付いていたのを発見したからです。

ヴォクシーボンネットキズ発見

いつ行われたか?目的も不明で次の被害を防止したいので私にとって走行中の記録と同じくらい監視機能の強化が重要なのです・・・

この様な犯行は昼間より暗闇に紛れた夜間に行われる事が多いので暗闇での監視機能強化が必要でした。

今から20年程前には車上荒らしの被害も受けた事があります。

普通のドラレコは走行中の記録重視です、夜間は当然ヘッドライトを点灯している状態で録画を行う事を想定しているので夜間駐車では暗すぎて顔を記録できない事が多いのです。

また車両の後部ガラスはスモークフィルムで車内が見えにくくなっているので昼間以外はリヤカメラの映像も鮮明に記録出来ない問題がありました。

そこで今回は試しにリヤカメラに赤外線暗視撮影機能が付いたドラレコを購入して弱点を補おうと考えました。

 

赤外線暗視撮影機能とは?

イメージセンサーが通常の目に見える光(可視光線)以外に反応するメリットを活用して(よくリモコンに使われている)見えにくい赤外光を照射して反射光を録画する方式です。

リモコンの発光部を撮影しながらスマホで動画撮影すると、ボタンを押した時に光っているのが確認できますが、肉眼でリモコン発光部を直接見ても光っているのはわかりませんよね?
この原理をドラレコのカメラに組み込み、肉眼で見えない赤外光を照射して反射した対象物を暗闇でも鮮明に撮影できるようになります。

下の画像は昔使っていたSONYハンディカム(HDR-CX520V)のナイトショット機能を使って夜眠る娘の姿ですが、鮮明に撮影出来ているのがわかりますね。
娘に照射しているのが目に見えない赤外光なので真っ暗でも光を感じる事がないので起こさずに撮影が出来るのです。

デメリットとして色の認識ができなくなってしまう事ですが色情報より、何が起こったのか事実をきちんと記録出来る方が重要ですよね・・・

赤外線カメラの性能

この機能は駐車監視(防犯上で)とても有効な機能だと思いました。

ドラレコを自分で改造!?して壊してしまったので、代替機を探していたらこのような機能を搭載したドラレコがあるのを見つけました。

赤外線監視ドラレコ AUKEY DRS2

ドラレコを壊して代替機がすぐ必要なのでレビュー数も少なくても気にせず購入してみました。

ドラレコを壊した顛末についての記事はこちらです・・・

ドライブレコーダー電波干渉防止対策

 

 

購入製品AUKEY DRS2

今回購入した商品はスマホ関連商品で有名なAUKEYの2カメラ方式赤外線暗視撮影機能付きドライブレコーダーDRS2になります。

 

2020年3月に発売された新製品なので詳しいレビュー記事はありませんでしたが、安かったので人柱覚悟で購入してみました。

価格は14999円で現在アマゾンで4500円割引クーポンを行っており、実質10499円で購入できます。
割引期間は未定なので気になった方は早めに購入しましょう!

AUKEYドラレコを購入するのは2回目ですが前回の商品同様、配線隠し用のヘラやカメラを固定する部品・両面テープ等が2つづつ付属しておりカメラ固定位置を移動させたい時に便利です。

耐熱性のある両面テープを単品で購入すると地味に高いので助かります( ^ω^)・・・

AUKEY DRS2付属品

左下の細いケーブルが電源ケーブルで右下の太くて長いケーブル(約6.5mありました)がリヤカメラとして設置する際に本体と接続するのに使用するケーブルになります。

別売でGPSユニットの追加が可能なので事故の際、速度の記録も出来るようです。
私は未購入なので詳しい説明は省きますが録画映像に緯度・経度・走行速度が記録出来るので事故の際、証拠が残ります。

GPSオプション使用イメージ

上の画像の赤枠で囲った部分に緯度・経度・走行速度がマイル表示ですがキロメートル毎時(km/h)に変更が可能です。

速度表示形式変更

GPSユニットのAmazonリンクを貼っておきます。

 

製品特徴

(前方+車内)または(前方+後方)撮影の2WAY方式。

常磐道で起きた煽り運転&暴行事件で車内の状況を撮影していたのを思い出します。

あの事件は昼間でしたが、あおり運転からの暴行傷害事件などいつ起こるのか予測出来ないので夜間でも鮮明に記録出来た方が良いですよね。

赤外線監視カメラが本体から取外し可能で本体取付時は車内の撮影、本体から取外してリヤブラケットに固定すると通常通り後方撮影が可能です。

どちらを選択するかによって設置方法が変わります。

 

取付方法

前方+車内の場合

ドラレコ本体に電源ケーブルを接続して稼働状態にして、フロント&車内カメラの撮影範囲に障害物が被らないか?確認しながら取付位置を決めます。

前回のドラレコと違い、本体取付ブラケットに調整機構が無く、本体を直接フロントガラスに固定するタイプなので慎重に位置決めを行います。

車内を撮影する場合は設置前に電源ケーブルを接続してエンジンを掛けてモニターに表示される録画範囲を確認しながら設置すると1回でベストポジションに設置できますよ。

特に車内カメラの撮影範囲にルームミラーが被らず助手席側までカバーすると良いと思います。

 

前方+後方の場合

普通の2カメラタイプのドラレコと変わりません。

ハッチバック車の場合、ケーブルの引き回しに注意を払います。

車内側からリヤハッチの引き回しが完了したら車内&リヤ撮影カメラを本体から切り離します。

取外したカメラ部をリヤガラス貼り付けブラケットに取付て配線接続を行い撮影状態にします。

ここからは二人作業がベスト、一人目は本体モニターで撮影範囲にリヤガラスの熱線の映り込みはないか?
車両の中心位置から大幅にズレていないか?等の確認・取付位置を指示する人。

二人目はリヤカメラを持って、リヤワイパーの払拭範囲内での取付位置を微調整・取付位置が決まったら固定する人に分かれて作業すると良いと思います。

降雨時にリヤガラスに水滴がついたままだと、きれいに録画出来ないので気を付けます。

リヤカメラ配線引き廻し&固定位置確認

 

 

記録画質比較

壊す前に撮影した同じメーカーのAUKEY社ドライブレコーダーDR03との記録画質を比較しました。

比較検証として大きく違いが出た夜間の走行映像をご覧ください。
サムネイル画像の左側上下がDR03(旧モデル)で右側上下が今回購入した新モデル(DRS2)です。

同じ道路を走行映像比較ですがノイズは多いものの、フロントカメラは若干の向上リヤカメラの暗所性能が飛躍的に向上しているのが分かると思います。

ここまで大きく暗所性能が変わったのでイメージセンサーの種類が変化したのか?
と思って製品仕様書を確認したら旧モデルと同じSONY製IMX323でした。

DR03 vs DRS2 製品仕様比較表

同じセンサーを使用していて暗所性能が向上したのは画像処理エンジンとソフトウェアの力によって変化したのだと推察します。

録画範囲も走行車線が違うので厳密な比較をしていませんが新旧モデルで大きく差が無く、十分広範囲にわたって記録出来ていると思います。
フロントカメラの録画範囲は新旧同様170度、リヤカメラの録画範囲は新モデルの方が8度狭くなっている事が分かりました。

 

駐車監視機能

AUKEY DRS2単体では駐車監視機能を動作させられません。

別途バッテリーを追加する事で動作が出来ると言う意味で対応しているという事です。

 

前後2カメラドラレコを使用した駐車監視配線模式図

前後2カメラドラレコを使用した駐車監視配線模式図

 

SEIWA(セイワ株式会社)ドライブレコーダー用バックアップ電源
このバッテリーはシガーソケット&USBポートがあるので幅広く色々なドラレコに対応できる点と4段階でバッテリー残量が分かるLEDインジケータがあり、安価なのでオススメします。

SEWAシガーソケット電源供給バッテリー

以前購入したバッテリーが弱ってきてしまい、代替品を探していたのでドラレコを購入するのと同時に私も購入しました。

電源プラグ&アダプターの長さが約1.0mしかなく、バッテリーの置き場所としてシート下に設置したのですがギリギリでした。
1.5~2.0m位の長さがあると余裕なんですが( ^ω^)・・・

駐車監視を行う為のバッテリーのアマゾンリンクを貼っておきます。

 

常時録画ではメモリーカード容量が勝手に上書きされてしまう問題やバッテリーの消費が多くて充電切れが発生する恐れが・・・

駐車監視を行うならお使いのドラレコ又は購入予定のドラレコの対応する最大記録容量の確認・購入しておきましょう。

買ったけど対応せずに使えないのは最悪です。

AUKEY DRS2は128GBまで対応します。
フロントガラスは夏場は大変熱くなり、冬場は寒くなる年間を通じて温度差が大きく走行中は絶えず振動が発生する過酷な環境でも記録し続ける高耐久メディアを使用した方が良いでしょう。

 

駐車監視機能&動体検知能力

 

旧機種のAUKEY DR03ですが、昼間の駐車監視機能について説明した動画をご覧ください。

動体検知は旧機種DR03でもあったのですが動体検知能力に疑問があったのでオフにして常時録画にしていたのですが、バッテリーの容量が足らずに録画が停止していた事もありました・・・

動体検知モードにしておくと動くものを検知した時のみ録画するので、録画データの上書きとバッテリーの消費を抑えられます。

動体検知設定

夜間の車内カメラ駐車監視録画&動体検知能力をまとめた動画をご覧ください。

赤外線カメラによる高精細監視によって車上荒らしの抑止効果と動体検知機能も正確で問題ありませんでした。

 

赤外線カメラモードについて

今回初搭載で私が注目した機能である赤外線カメラモードについて細かく見ていきます。

赤外線カメラ機能の動作モードは下の画像の様に、3種類(①黒&白・②通常・③自動)あります。
赤外線カメラモード選択画面

車内の撮影では、自動モードで問題なく撮影が可能でした。
ページ上部に貼り付けた車内の撮影は自動モードで昼夜を問わずきれいに撮影できました。

それではリヤハッチにセッティングしたカメラで各カメラモードを比較検証した動画をご覧ください。

白&黒モードと自動モードは画面上部左右に白い点が2か所ありますが赤外線照射ランプがリヤガラスに反射して写り込んでいます。
画面下部の横線はリヤガラスの熱線なので通常モードより目立つのでリヤカメラの取付位置はシビアに調整する必要がありますね・・・

この赤外線カメラモードの比較検証動画を作る過程で気づきました。

①白&黒(モノクロ)モード : 赤外線カメラ固定で昼夜を問わずモノクロで撮影し続けます

②通常モード : 赤外線カメラ機能をOffして昼夜を問わずカラー撮影が可能なモードです

③自動モード : 周囲の明るさによって①白&黒(モノクロ)赤外線カメラ機能と②通常モードを自動で切り替えてくれるモードになります

上の比較検証動画で最後に不具合が発生したモードは③自動でした。

そして不具合が発生する条件は自車の周囲の明るさが暗い所から明るい場所に移動した際に発生していました。

リヤハッチに設置した状態で赤外線カメラモードを③自動にしてしばらく走行した映像を見てもやはり照度変化によって①白&黒モードと②通常モードの切り替えが上手く出来ない不具合が発生してしまいます。

一度、自動切換え不具合が発生すると赤外線カメラモードを手動で切り替えるまで元に戻りませんでした・・・

この結果からリヤカメラとして使うなら通常モードがベストであると私は判断しました。

したがって赤外線カメラモードの設定は設置場所によって変えた方が良いでしょう。

車内を撮影するのであれば赤外線カメラモードは昼夜を問わず高精細な撮影が可能な③自動モードが良いと思います。
後方車外を撮影するのであれば②通常モードが良いと思います。

通常モードでも旧モデルと比較して暗所性能は飛躍的に向上しているので良しとしましょう・・・

後方車外撮影の自動赤外線カメラモードについてはまだまだ発展途上です。

前機種と同じイメージセンサーを使用しても暗所性能のブラッシュアップが図れたので期待したいところです。

制御ソフトウェア(ファームウェア)のアップデートで改善出来ませんかね?
この記事を見たらAUKEYさん・・・どうぞよろしくお願いします。

 

スマートキーとの電波干渉対策もされてました

ドラレコを破壊してしまうきっかけとなったスマートキーとの電波干渉問題も対策済でした。

一応電波干渉対策として前ドラレコで若干の改善が見られたフェライトコア2つを取り付けておきます
( ^ω^)・・・

電波干渉対策としておまじないのフェライトコア2つ付けておく・・・

他のレビューでは地デジ電波の受信感度について悪い意見も散見しましたが、駐車監視状態(ドラレコ稼働状態)でスマートキーの反応は問題ありませんでした。

スマートキーと地デジ電波の周波数帯域の違いが出ているのでしょうか?

カーナビで地デジ・ワンセグ放送とも見ていないので新旧機種の変化はわかりません。

 

総評(まとめ)

赤外線暗視撮影機能(車内撮影時)+動体検知能力はとても良い。

一方、後方車外撮影時の赤外線カメラモードの自動切換えで不具合が発生してしまうのは残念です・・・

後方撮影の場合は赤外線カメラモードは通常にすれば切換え不具合の発生を防止できるので致命的な弱点ではありませんが注意が必要です・・・
延長ケーブルを使用して後方カメラとして使用する場合は自動で赤外線カメラモードはOFFになり通常モードのみにしてしまうとか・・・

通常モードでも旧機種と比較して夜間の暗所能力は向上しているので必要十分といったところです。

コスパ・取付の簡単さも考えると難しいですね・・・
社外品より標準装備(もしくはオプション)になって欲しいです、車両形状・車両特性に合わせたドラレコや防犯機能が標準になって欲しいですね・・・

自分で構築するドラレコ+防犯対策(車上荒らし対策)を考えて実践する人にとってベストバイではないでしょうか?
費用対効果として買って良かったですが、誰にでもオススメは出来ないかな~(万人向けではない)といった印象です。

理由は大きく2つあります。

1つ目は取付位置を考えるのが大変。
車内を撮影する場合、フロントカメラだけではなく車内側の録画範囲を考えなければならないので他のドラレコと違って大変でした

2つ目は赤外線カメラ機能の自動切換え不具合の発生
初搭載の機能なのでまだ粗削りな印象ですがバージョンアップを続けてより良くなって欲しいです

自分で取付を行い、録画データを確認しながら色々な設定を変更しながら使いこなすような玄人向けのドラレコだと思います。

一言で言うなら秘めたポテンシャルの高さを引き出すには色々と試行錯誤が必要なドライブレコーダーですね。

ドラレコレビューの記事でここまで長くなってしまうと思いませんでしたが、あなた購入する時の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 


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1980年生まれ、妻と子供3人の父で真岡市在住。 趣味は写真撮影、動画編集、PCカスタマイズ等。 蓄電池やEV・PHVなどに興味・関心があります。発電した電気は売電から個人消費に変化していく過程を発信していきます。

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