みなさんこんにちは家庭発電所所長のjal_1980です。
2019年9月9日月曜日の朝に関東地方を直撃した台風15号の影響はどうですか?
私は通勤時間帯にちょうど、台風が最接近していたのでずぶ濡れでした( ^ω^)・・・
週の初めからテンションガタ落ちスタートです。
千葉県ではまだ停電・断水が長引いているみたいですね。
一刻も早く復旧して普段通りの生活が出来るように願っています。
下の写真をご覧ください、アンテナの向きがズレてます・・・
テレビの受信状態は・・・
当然、テレビ放送の電波が受信できません( ^ω^)・・・
仕事から戻るとこんな状態なので早速復旧作業に取り掛かります。
早くしないと日が落ちてタイムオーバーとなってしまうため時間がありません。
屋根に登ってアンテナ調整を実施しました。
アンテナポール(支柱)に取付られた固定部が緩んできちんと固定されていない状態なのでアンテナを棒でズラシます・・・
業者なら受信電波の強弱を測る測定器の数値を見ながら調整を行うのですが持っていないので、テレビ画面にアンテナレベル表示を行い、ラインのビデオ通話でモニターしながら微調整を繰り返します。
アンテナ位置をいくら微調整しても症状が改善しませんでした。
この時点で見えるチャンネルと見えないチャンネルがありました。
見えるチャネル:1(NHK総合),2(NHK教育),3(とちぎテレビ),4(日本テレビ),8(フジテレビ)
見えないチャンネル:5(テレビ朝日),6(TBS),7(テレビ東京)
見えるチャンネルでもアンテナレベルは低下しており、辛うじて見えるレベルなので全体的に受信感度が低下しているみたいです。
仕方がないので信号経路順に確認していきます。
アンテナポール(支柱)根本にある箱を開けてスイッチ・つまみを回して確認しますが症状は改善しませんでした。
右上の緑色LEDも点灯しているので電源も正常に供給されているようです。
天井裏に設置してあるブースターに電源を供給する箱の接続状態と電源を確認します。
POWERランプが点灯しているのが判ります。
念のため接続してあるコンセントを外して動作確認を行った所、電源を供給しないと全てのチャンネルがエラーになるのできちんと動作しているっぽいです。
アンテナケーブル信号線の接続口(壁側・テレビ側)とケーブルが脱落・断線していないか確認しましたが異常なしです。
テレビは購入してから1年しか経っておらず故障は考えにくいと思われますが、アンテナ設定が変わってしまったかもしれないので設定をやり直してみます。
テレビの設定を初期化してアンテナ設定をやり直しましたが症状は改善しませんでした( ^ω^)・・・
地上デジタルアッテナーター設定は受信した信号を減衰(弱める)設定なので本来の対処方法とは違う事が判明しました。
修理業者に確認しましたがこの方法で受信状態が改善される事は無いそうなので私の勘違いですスミマセン・・・
受信状態が悪くなってしまった場合、素人が(プロである専門工事業者でも)不具合の箇所を特定して直すのは大変なのだそうで素直に専門業者に任せた方が安心です( ^ω^)・・・
不具合の現象をスムーズに伝える方法を後述します。
原因調査を行うも何分専門家ではないので八方塞がりとなってしましました。
テレビの説明書を見ると地上デジタルアッテナーター設定なるものがありました。
テレビ側で信号を増幅する機能らしいです。
現状OFFでしたが試しにONにしてみると・・・
見えなかったチャンネル:5(テレビ朝日),6(TBS),7(テレビ東京)もなんとか見えるレベルまで改善しました。
仕方がないのでこの状態で暫定処置としました。
今回は日没間際なのでこれでタイムアップとなりました。
このまま無理をして屋根から落下して救急車なんて事は避けたいものですから・・・
暫定処置のままでは、いつテレビが見れなくなるか不安なので対策を考えねば( ^ω^)・・・
あなたならどうしますか?
私はただの会社員なのでアンテナ工事の専門家(家電量販店)に調査を依頼しました。
ケーズデンキに週末9月14日土曜日の午後に調査の手配をしました。
素人には限界、お手上げです・・・
直ぐに不具合の現象を確認・・・、と思ったら全て正常に戻ってしまっている・・・
全てのチャンネルを調査しましたが異常は見当たらないそうです。
う~ん、なんでだろう。
アンテナ関係や設定等何も変えていないので不具合を確認出来なければ原因を特定する事が不可能です( ^ω^)・・・
ここで前述した暫定処置の地上デジタルアッテナーター設定について話して間違いに気づきます(恥ずかしい・・・)
ブースターとアッテネーターの役割の違いは
ブースター(増幅器)・・・受信した電波を増幅して適正な信号をテレビに入力する
アッテネーター(減衰器)・・・受信した電波の信号レベルが高すぎるから弱くして適正な信号をテレビに入力する
なぜブースターやアッテネーターが必要なのか?
電波の性質として送信場所である電波塔から遠く離れる程、受信する信号が弱くなります。
なので送信場所である電波塔付近のアンテナは受信する信号が強すぎてしまい、電波塔から遠いアンテナは受信する信号が弱くなってしまいます。
アンテナだけでは適正な信号をテレビに入力出来ないので、電波塔付近のアンテナにはアッテネーター(減衰器)が必要となり、電波塔から離れたアンテナにはブースター(増幅器)が必要になるのです。
受信していた電波が弱い状態で地上デジタルアッテナーター設定を行うと更に信号を弱めてしまうので逆効果となってしまいます。
混信による受信障害が発生します。
混信による受信障害の一例として、アメリカ大統領の移動車列等があります。
アメリカ大統領が車で移動する際、何十台もの車両が列をなして移動する映像はよくニュースで目にすると思います。
それぞれ警備上の役割があり、その中で強力な電波を発信・傍受(受信)する車両があります。
噂では電波式の爆弾を強力な電波で妨害しながら、周囲の発信する電波を受信しながら不審な通信が無いか監視しながら移動しているらしいですよ。
大統領が通過する車列の周りは一時的に強力な電波による通信障害が起きると言われています。
電波妨害・傍受車両は色々な形状のアンテナが付いているので一目で判りますので見つけてみてください。
不具合が確認出来ないので原因の特定は諦めて、業者にはアンテナ向きの微調整と固定をお願いしました。
調整のついでにアンテナやブースターも見て頂いた感じでは特に異常は見当たらないとの事でした( ^ω^)・・・
部品交換等の追加代金は発生しませんでした。
ケーズデンキの修理(工事)代金の支払いは現金支払いのみです。
アンテナ方向調整代として5400円でした。
不具合が発生したらチャンネル(放送側・テレビ受信側)、受信強度、不具合内容をメモしておくと良いですよ。
放送局のチャンネルは場所によって違うので注意して下さい。
放送局チャンネル (宇都宮) | テレビのチャンネル設定 | 受信強度 | 不具合内容 |
UHF 47CH | 1 NHK総合 | 41 | 正常 |
UHF 39CH | 2 NHK教育 | 38 | 正常 |
UHF 29CH | 3 とちぎテレビ | 28 | 正常 |
UHF 34CH | 4 日本テレビ | 23 | 正常 |
UHF 17CH | 5 テレビ朝日 | 15 | 受信エラー見えない |
UHF 15CH | 6 TBS | 13 | 受信エラー見えない |
UHF 18CH | 7 テレビ東京 | 18 | 見えるがノイズが多い |
UHF 35CH | 8 フジテレビ | 35 | 正常 |
この様なメモが有ると家電量販店や町の電気屋さんに症状を説明するのがスムーズになると思います。
不具合現象はいつの間にか改善し、原因も解らず終いになってしまい消化不良的な終わりになってしまいましたが以上で今回の記事は終えたいと思います。
また何か不具合が発生しましたら続編としてお届けしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。