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シャッタースピードと写真の関係

 


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初心者が教えるカメラ講座としてお届けしています、写真撮影が趣味の家庭発電所所長jal_1980です。

今回はシャッタースピードと写真の関係性について書きます。

 

シャッタースピードとは?

前の記事でシャッタースピードについて簡単な説明をしました。

 

 

光の量を水の量に置き換えて考えるとシャッタースピードは蛇口を開けている時間としましたね。

具体的にはシャッタースピードとはイメージセンサーに光を当てる時間(露光時間)を指します。

シャッタースピードが遅いとシャッターを開けている時間が長いのでより多くの光がイメージセンサーに届きます。

シャッタースピードが速いと反対に光量が少なくなります。
したがって写真の明るさである露出を決める要素の一つに当たります。

 

シャッタースピードを変化させると光量以外の変化は?

光量以外で写真に影響する変化は動きです。

ここでシャッタースピードの速い写真と遅い写真を比較しましょう。

下の写真はシャッタースピード1/3200秒です。

この写真から連想する事は蛇口を開けた瞬間、勢いよく水が飛び出した感じを表現できますね。

下の写真はシャッタースピード1/30秒です。
前の写真より約107倍シャッターを開いている時間が長い写真です。

この写真で連想する事は蛇口が開けっ放しで水が出し続けている時間の長さですね。

2つの写真を比べるとシャッタースピードの違いで水飛沫を一瞬を切り取るか水の流れを表現するか大きな違いが出ます。

瞬間を撮るのか、時間的な変化を撮るのか同じ被写体でも表現を変化できます。

滝の写真で水が糸のように滑らかに流れ落ちる表現に利用するときはシャッタースピードを遅く設定して撮っています。

あなたはどちらの写真が好きですか?(撮ってみたいですか?)

 

シャッタースピードの選択で発生する問題

高速シャッタースピードを選択

先ほどの水飲み場で高速シャッターを夜や夕方(周りが暗い状況で)選択するとどうなるでしょうか?

間違いなく暗い状況下では同じ写真は撮れません、撮れたとしても暗くてノイズの発生した写真になってしまいます。

したがって高速シャッタースピードを選択するには撮影環境が明るくないときれいに撮れないのです。

 

低速シャッタースピードを選択

明るい状況で遅いシャッタースピードを選択するとどうなるでしょうか?

光が必要以上にイメージセンサーに届いてしまい白とびしてしまいます。

さらにシャッタースピードを遅くすると出てくる問題があります、それは手振れと被写体ブレ。

撮影環境や被写体によって選択可能なシャッタースピードを知る必要が有ります。

 

手振れと被写体ブレの違い

新しい写真用語が出てきましたね。

手振れとはカメラを持っている手がブレてしまい写真全体がどこにもピントが合ってない状態です。
暗い所で写真を撮るとボケた写真になりませんか?
それはシャッタースピードが遅くなる事による手振れの可能性が高いです。

被写体ブレは先程の水の流れです、水以外は動いてないですよね。

 

なぜ手振れや被写体ブレが発生するのか?

シャッターを開いている時間にカメラを持つ手や被写体が動いてしまうからです。

水の流れの写真でシャッターを開いている間に動いたのは水だけなので水以外はくっきりと写っているんですね。

写真ではなるべく手振れを防ぐために色々な工夫をします。

 

シャッタースピードを速くする

普段明るい所で写真を撮っても手振れや被写体ブレが気にならないのはこのためです。
光が十分にある場所なら手振れをする、被写体が動くより速くシャッターの開け閉めが完了するので問題が発生しません。

 

手振れ補正

シャッタースピードが遅くても、カメラやレンズに手振れを補正する機能を組み込んでいます。カメラまたはレンズの片方、もしくは両方に手振れ補正を組み込んで手持ちで夜景を撮れるまで進化しているみたいです。

 

三脚

シャッターを開いている間カメラが動かないように固定します。長時間シャッターを開けている花火や星空などを撮りたい場合は必要です。

 

リモートレリーズ

カメラのシャッターボタンを押す時にカメラが動かないように固定します。これも長時間シャッターを開けている花火や星空などを撮りたい場合は必要です。

 

シャッタースピードを自在に扱う事でこのような写真も撮る事が出来るかもしれません。
雷を上手く撮影するのに必要なのは運ですけどね・・・。

肉眼では見えにくい一瞬の稲光も撮影する事が出来ます。

 

シャッタースピードを自在に設定して撮影するモードは?

シャッタースピードを調整して撮るにはTv(S)シャッタースピード優先モードです。

動きを表現する、素早く動く物を撮りたい時にはシャッタースピード優先モードを使うと良いです。速さを表現する流し撮りや一瞬を切り取る場合にシャッター優先モードを選択します。

 

シャッタースピードの設定出来る範囲はどれくらい?

機種にもよりますが最速で(開いている間隔が短い)1/8000秒から最長で(開いている間隔が長い)30秒位が多いです。

ミラーレスカメラではメカシャッターより速い間隔でシャッターを開閉できるカメラもあるみたいです。

 

シャッタースピードの設定目安

私が撮影した写真とシャッタースピードの設定目安です。

星空、夜景など30秒~1/50秒くらい。
下の作例写真、人工衛星と天の川シャッタースピード30秒です。

 

風景15秒~1/1500秒くらい。
下の作例写真、田んぼに反射する新幹線

 

子供1/100秒~1/1500秒くらい。
下の作例写真、夕方サイクリングシャッタースピード1/400秒。

 

飛行機1/500秒から1/2500秒くらい。
下の作例写真、F-4戦闘機

 

野鳥1/800から1/4000くらい。
下の作例写真、飛翔するカワセミ。

 

今まで撮ってきた中で設定したシャッタースピードはこれくらいが中心でした。
設定の幅が大きいのは撮影環境で上下させる必要があるからです。
天候や時間帯、使用するカメラやレンズなど同じ条件ではないのであくまでも参考としてください。

上の写真は全て私のインスタグラムアカウントで公開しています。
下にスクロールすると見れますのでどうぞご覧ください。
そしてどんなシャッタースピードで撮影したか考えるのも良いですよ。

今回はシャッタースピードと写真の関係としてお届けした記事はいかがでしたたか?
記事の構成上概略のみとなってしまいましたが、今後シャッタースピード撮影モードでの撮影方法とか、個別の被写体に特化した撮影方法などを投稿していく予定なのでどうぞご期待下さい。

最初はなかなか使い方が難しく感じるシャッタースピード優先モードですが素早く動く子供や運動会などを撮れるように時々練習しておくと良いですよ。

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

 


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jal_1980

1980年生まれ、妻と子供3人の父で真岡市在住。 趣味は写真撮影、動画編集、PCカスタマイズ等。 蓄電池やEV・PHVなどに興味・関心があります。発電した電気は売電から個人消費に変化していく過程を発信していきます。

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