みんさんこんにちは、家庭発電所所長のjal_1980です。
今回は年金制度について記事を書きます。
私の誕生日は1月8日で39歳になりました。(自分で言うのもなんですが、アラフォーなんですね~)
誕生日に届くものと言えばプレゼント(私には届きませんが・・・)と毎年郵送される年金定期便が届いたので今回ネタにしてみました。
みなさんは年金制度について理解していますか?
私は今まで年金制度についてあまり深く考えた事がありませんでした、そこて備忘録がてら記事にしてみました。
高齢者世代を支えるために、現役世代が必要な費用を賄うために保険料で支払うしくみです。
少子高齢化が急速に進む日本で現状の年金制度を維持・管理する難しさは私でも簡単に理解できますね。
内閣府平成29年版高齢社会白書【外部リンク】https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/html/zenbun/s1_1_1.html
上のグラフを見ると高齢者である65歳以上を支える15~64歳は2.2人であることがわかります。
私の生まれた1980年は7.4人で65歳以上の老人を支えていました。
(高齢世代を支える現役人口の割合の急激な低下が見て取れる。)
今後も少子高齢化が進んで東京オリンピック後には2.0人を下回る予想です。
このような状況から幾度となく年金制度が変更されているので理解している人はいるのでしょうかね。
第1号被保険者・・・日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満の自営業者で1742万人。
第2号被保険者・・・厚生年金に加入している会社員や公務員で4040万人。
第3号被保険者・・・第2号被保険者に扶養されている人で932万人。
働いている全国民が加入しているのにも関わらずなじみの薄い年金、気になる方は保険料を支払う現役世代より給付されている方やそろそろリタイヤ世代の方が多い気がしますね。
国民年金が1階で対象は第1号被保険者と第3号被保険者。
会社員・公務員が加入している厚生年金が2階部分で対象は第2号被保険者。
更に企業年金として働いている企業や公務員によって受け取れる企業年金が3階部分です。
1階・2階・3階と階層が増える程貰える年金額が大きい仕組みになっています。
一時期、話題になった議員年金なんて制度は一体どうなっているのでしょうか?
年金定期便が始まったきっかけは消えた年金問題です。
今から12年前の2007年(平成19年)に発覚した問題でマスコミ・メディアでよく取り上げられていました。
今の給付世代である高齢者の年金納付記録の管理が不十分で紙台帳からデータにする際に抜け落ち。
転職等により1号から2号被保険者(またはその逆)に変更する際に基礎年金番号が別々で発行されたのが一元化出来ずにバラバラとなった。
さらに納付した年金保険料を横領したりといったずさんな管理が発覚しました。
約5100万件の個人が特定できない年金が発覚して社会に衝撃を与えた事件がありました。
リーマンショック以降あまり騒がれる事が少なくなりましたが、当時は政権交代のきっかけにもなりました。
消えた年金を照合させるため、消えた年金に該当していると思われる加入者に送付したのが年金特別便でした。
その後も年金に対する不信感を払拭するために加入者の誕生日に送付され、間違いがあれば訂正する取り組みが年金定期便の始まりです。
年金制度が開始した頃は大人数で高齢者を支えていました、年金として高齢者に配分するお金より支える側の保険料の方が多い状態でした。
多くの人で支えていたので一人当たりの保険料負担も少なかった。
集めた保険料が余っていたので余剰金として積み立てていました。
余剰金の株式運用失敗やグリーンピアのような大規模保養施設の建設費や関連連企業への天下りなどに消えた年金積立金の行方が気になります。
(むしろこっちの方が重大では?)
宙に浮いた年金をかくれみのにして消えた余剰金の存在を目立たず処理するスピンコントロール(意図的な情報操作)では?と勘ぐってしまいます。
約20年間欠かさずに(会社員なのであたりまえ・・・)収めた途中経過がこれです。
年金の1階に当たるのが老齢基礎年金で年額約37万円、年金の2階に当たるのが老齢厚生年金金で年額約55万円。
3階に当たる企業年金は年金定期便には記載がありません。
収めた保険料が約800万円で現在の加入実績に応じた年金年額は約90万円、したがって9年以上年金を受け取れば支払った保険料以上に年金が貰えます。
年金の1階に当たるのが老齢基礎年金で年額約33万円、年金の2階に当たるのが老齢厚生年金で年額約49万円。
3階に当たる企業年金は年金定期便には記載がありません。
収めた保険料が約700万円で現在の加入実績に応じた年金年額は約80万円、こちらも9年以上年金を受け取れば支払った保険料以上に年金が貰えます。
※2017年の年金定期便では年金受給資格を得るには300か月(25年間)の加入期間が必要となっていますが、2017年8月に加入期間の規則が緩和されて10年間以上となりました。
支払った保険料に対する給付予定額は現時点で納得できる水準であると私は考えました。
だた、あくまで現時点なので実際に給付時期に私が高齢者となってこの金額を年金で受け取るには、
途方もない税金を投入しなければ実現不可能であると考えさせられました。
また、1階部分の老齢基礎年金の割合が少ない事が気がかりです。
私が会社員であるから基礎年金(1階目)に対して厚生年金(2階目)の割合が大きいだけなのか?
一階分しかない第1号被保険者(日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満の自営業者)の給付金額はいくらなのか気になります。
破綻はないが厳しい運営を続ける必要があります。
具体的には給付水準に引き下げ、給付開始年齢の引き延ばし(定年制度の引き延ばし、または廃止等のセット)。
保険料のさらなる値上げ等を行いながら不足分は税金で補填する。
もらえる金額が少ない場合は公的年金とは別の方法も模索する必要があると私は感じました。
一言で表すと、『公的年金だけに頼った人生設計は大きなリスクである。』
今後も給付金額がどのように推移するか記事にしていきますのでどうぞよろしくお願いします。
今回は以上になります、最後までお読みいただきありがとうございました。