みなさんこんにちは家庭発電所所長のjal_1980です。
今年も残すところ2か月を切りましたね、ブログ執筆&動画編集と兼用の旧スペックPCで半年間お試しマイニングの成果を報告したいと思います。
記事の内容は、マイニング報酬を日本円に換金、銀行口座に出金する一連の手順。
換金したマイニング報酬から、マイニングPCを稼働するランニングコストの電気料金を算出して最終利益を確定。
まとめとして今後の仮想通貨マイニングの動向から私が選択する方針を順次述べたいと思います。
マザーボード:MSI B350M MORTAR
CPU:AMD Ryzen7 1700
メモリ:CORSAIA DDR4-2666MHz VANGEANCE LPX CMK16GX4M2A2666C16(16GB)
ビデオカード:Palit GeForce GTX 1050Ti StormX(VRAM4GB)
今年の3月より開始したマイニング構成から変更無して行ってみました。
私がマイニングに使用しているソフトはNiceHash Miner(ナイスハッシュマイナー)
初心者向けで誰でも簡単に行えるマイニングソフトです。
CPU(中央処理装置)マインニングとGPU(グラフィックボード)マイニングを同時に半年間実行してみました。
マイニングを開始した記事はこちら。
マイニングは誰でも簡単に始められますが、リスク管理をきちんと行う必要があります。
マイニングに関係するリスク管理について述べた記事はこちら。
半年間のマイニングとブログ執筆&動画編集等の普段使いの安定稼働をさせるために、日常・定期メンテナンスを行った記事。
サイトへのリンクはこちらです。
収益の確認画面で赤枠のハードウェアの手動登録をクリック。
画面が変更するので、通貨と電気料金を入力。
通貨は当然JPY-¥を選択、電気料金は契約プランによって入力してください。
ここでの電気料金は日本の電気料金単価平均値である22円/kWhで計算してみます。
マイニングデバイスをプルダウンから選択します。
青枠で囲った『デバイスを追加する』をクリックすると選択ボックスが追加されるのでプルダウンから選択します。
すべてのマインニングデバイスを選択終了したら、赤枠で囲った計算ボタンをクリックすると収益予想結果が計算されます。
収益予想は現在のビットコインのレートによって変動します。
記事執筆時点(2021年11月20日)のお試しマイニングPC構成で収益計算結果が下の画像になります。
CPU:AMD Ryzen7 1700単品でCPUマイニングを行った場合、収益は1日当たりマイナス11円。
ビデオカード:Palit GeForce GTX 1050Ti StormX(VRAM4GB)単品でGPUマイニングを行った場合、収益は1日当たり28円。
CPU+GPUマイニングを行った場合、(GPUマイニング収益27円)+(CPUマイニング収益-11円)=1日当たり16円の予想収益となってしまいますね…
この予想からするとCPUマイニングはマイナスに作用するので、行わない方が良いと判断出来ます。
よくマイニングサイトでCPUマイニングは効率が悪いから行わない方が良いと言われるのはこのためですね。
しかし私は『CPUマイニングのマイナス収益が損益分岐のゼロ円に近いことから、効率を良くすれば利益として収益UPに繋がるのでは?』
と考えCPU+GPUマイニングをスタートしました。
収益予想として1日当たり16円の報酬を半年間行ったとすると、
16円/日×180日=収益予想2880円となります。
果たして収益予想に対して実績はどうでしょうか?
しかし実際に受け取ったマイニング報酬は予想を大幅に越える約2.5万円となりました。
この報酬はマイニングマシン(普段使い兼用PC)を稼働させるためのランニングコストである電気料金を差し引いてない報酬金額になります。
あなたは半年間で2.5万円のマイニング報酬をどう感じますか?
このマイニング報酬に対してPCを稼働させるためのランニングコストである電気代を差し引いた最終利益は記事後半に述べます。
先にマイニング報酬を仮想通貨取引所のウォレット(ビットフライヤー)へ引き出し。
ビットフライヤーの仮想通貨取引所で日本円に換金し、銀行口座に出金する流れをなるべく詳細に説明します。
ナイスハッシュマイナーを使った場合、マイニング報酬は計算した仮想通貨(暗号通貨)の種類に関係せず全てビットコインで支払われ、内部ウォレットに溜まります。
ナイスハッシュ内部ウォレットに溜まったビットコインの報酬を出金するには最低払い出し0.001mBTC以上でなければならないので注意か必要です。
国内の大手仮想通貨(暗号通貨)取引所は2社。
bitFlyer『ビットフライヤー』
Coincheck『コインチェック』
私はビットフライヤーにしました。
ビットフライヤーの本人確認は厳格なので何度も撮り直ししました。(特に首振り動画撮影…)
一度行ってしまえばOKなのですが、大変だったのを記憶しています。
他社はどうなんでしょうね?
下の画像はビットフライヤーの銀行口座登録手順です。
ログイン画面でメニュー→マイアカウント→登録内容→銀行口座登録確認→本人銀行口座を登録→銀行口座情報を入力。
矢印の順序で登録すれば簡単に完了します。
銀行口座確認も休祝日や営業時間外だと時間が掛るかもしれないので、後回しにせず登録と同時に行っておく事をおすすめします。
口座確認が完了すると、ビットフライヤーから登録したメールアドレスに口座確認完了のメールを受信します。
私はブラウザーソフトの日本語翻訳機能を使用して表示しているので、あなたが見ているナイスハッシュサイト内の英語表記と違いがある事をご了承願います。
ナイスハッシュ2段要素認証は出金直前ではなく、事前に済ませておくことを勧めます。
理由は新たに2段要素認証を設定してから1日経過しないと、出金受付を拒否されるからです。
ビットコインの価格変動は大きいので現在のレートで換金したいのに、1日待たなければ出金できないと…
足止めをされると単純に困りますよね。
私はこのパターンにはまってしまい、出金時ビットコインのレートが700万円を挟みもみ合う展開でしたが、悔しい思いをしました…
私と同じ事にならないよう、出金以前にあらかじめ2段要素認証を済ませておきましょう。
2段要素認証の手順はダッシュボードからマイウォレットに移動、引き出しボタンをクリック。
新しい引き出しアドレスを追加をクリック、2段要素認証を有効化するボタンをクリック。
画面が変更になり、スマホ用2段要素認証アプリDL&設定。
認証アプリを開いてアカウントの設定、モザイクを掛けた2次元バーコードを読み取る事で認証アプリの設定は完了。
ナイスハッシュ初期登録したEメールアドレスに2段要素認証コードが送信されるので貼り付け。
スマホの認証アプリに表示される6ケタのセキュリティーコードを入力後、確かめるボタンをクリックすると2段要素認証が有効化される。
最初の説明の通り初めて2段要素認証を有効化してから24時間経過しないと、マイニング報酬を出金できないので待ちます。
マイニング報酬を仮想通貨取引所ビットフライヤーへ出金する流れを説明します。
下画像右側ビットフライヤーメニューから入出金を選択
下画像右側ビットフライヤー入出金プルダウン(日本円→ビットコイン)に変更
ビットビットコインアドレス(二次元コード)が表示される、下画像右側マイウォレットの赤枠で囲った引き上げるボタンをクリック
ブルダウン新しい引き出しアドレスを追加を選択
赤枠で囲った出金先(ビットフライヤー)のアドレスをコピー&ペーストで貼り付け
緑枠のアドレス名は次回出金時に判りやすいよう、出金先の名前で『bitFlyer』としました
青枠で囲った部分のチェックボックスは、『出金先アドレスが間違っていた場合、引き出した報酬が無くなる事を理解したか?』間違っていても補填はしないという同意欄です。
再度貼り付けたアドレスに間違いはないか?
必ず確認してからチェックを付けて『確かめる』ボタンをクリックします。
スマホの認証アプリに2段要素認証コードが表示されるので入力後、『確かめる』ボタンをクリック。
続いてナイスハッシュ登録Eメールアドレス宛に出金アドレス登録用の確認コードが送付されるので、コピー&ペーストで貼り付け後、『確かめる』ボタンをクリック。
これで新しい出金アドレスのナイスハッシュ登録が完了です。
再度ウォレットから引き上げるボタンをクリックすると下の画像になります。
赤枠で囲った出金先アドレスが選択されている事を確認。
青枠で囲ったの左側の枠に引き出したい報酬を入力、または全額引き出しなら『最大を使用』ボタンをクリックするとマイニング報酬が全額自動入力される。
緑枠で囲った部分は出金処理時間が最大24時間掛かり
出金手数料が0.00000147BTC(出金時レートだと日本円で10.16円)を報酬から引かれて
出金先アドレス(ビットフライヤー)に0.00380241BTC(出金時レートだと日本円で26273.61円)が送金されます。
問題がなければ一番下の『レビュー撤回』ボタンをクリックします。
下の画像はナイスハッシュ出金処理最終確認画面&出金処理手続き完了画面です。
重要なのは赤枠で囲った部分のチェックボックスで、『引き出しアドレスが間違っていても送金した仮想通貨は戻らない事を理解しているか?』
チェックを付けて『撤退』ボタンをクリックする事で出金処理が完了します。
ナイスハッシュ出金手順は結構複雑な手順でしたね、お疲れ様でした。
過去にビットコインの流失があった事で、セキュリティーが強固に変更された模様です。
一度設定&覚えてしまえば良いのですが、備忘録を兼ねて詳細に手順をまとめてみました。
ナイスハッシュマイニング報酬出金先の仮想通貨取引所ビットフライヤーでビットコインから日本円へ換金を行います。
換金手順を説明します。
ビットフライヤーへログインし、マイニング報酬のビットコインが入金されているか確認。
ナイシュハッシュから出金処理を行って約20分後にはビットフライヤーへ出金手続きが完了して入金されてました。
(出金ナイスハッシュ側・入金ビットフライヤー側双方の処理状況にもよりますので参考として下さい)
ビットコイン販売所の売買画面を見るのですが、リアルタイムトレードのようです。
ビットコインの換金レートが刻一刻と変化していきます、株式のデイトレードはこのような画面を1日中見て売り買いを行って利ザヤを稼いでいるのでしょうね。
ちょっと待ったら換金レートが上がるかも…なんて都合良く思ってしまいますが、仮想通貨の値動きは激しく逆に暴落もあり得るのでさっさと換金してしましまいます。
下画像左側ビットフライヤーにログイン後、メニューから販売所をクリック。
上画像右側ビットコイン販売所の画面に切り替わったら、赤枠で囲った『売る』ボタンをクリック。
ビットコインの売り注文ウィンドウがポップアップし、リアルタイムレートの日本円換算金額が表示されるので、『売り注文に進む』→『売り注文を確定する』をクリックすると右下画像の売却完了画面に変化します。
売り注文完了画面を閉じると再び換金所に戻り、ビットコイン残高がゼロ・日本円が25522円になっているので換金が完了しています。
以上でビットコインを日本円に換金は終了です。
ナイスハッシュ出金と比べて簡単だと思います
ビットフライヤーメインメニューから入出金をクリック、入出金ウィンドウの通貨が日本円で青枠で囲った出金ボタンをクリックして出金先の銀行口座を選択します。
出金先銀行口座が登録してない場合はページ上部のビットフライヤー銀行口座登録を参照して登録してください。
登録申請しても銀行口座が確認完了するまでタイムラグがあるかもしれません。
下画像の青枠で囲った出金金額に対する手数料を引いた金額を、赤枠の出金額欄に入力して『出金する』ボタンをクリックすると確認画面に変化。
金額に問題なければ『出金を確定する』ボタンをクリックすると出金処理が実行されます。
手数料の550円が高く感じますね…
出金が完了したのでマイニング最終利益として、出金額からマイニングを行うためのランニングコストである電気料金を算出して半年間の利益を確定させます。
私が契約している電力会社は東京電力で契約プランは電化上手というプランです。
また、ブログ名称にもあります通り、我が家の屋根には太陽光発電パネルが設置してあります。
みなさんに馴染みのないちょっと複雑な電気料金体系とセットで太陽光発電(10年間の固定価格買取期間が終了して)わずかですが、発電収入があるので順番に説明します。
電化上手は契約基本料金にプラスして3つの時間帯単価と昼間のみ季節によって最も高い夏季料金と、その他に季節である他季料金の4つの時間帯単価を合計したものになります。
下の円がラフが1日の時間帯よる電気料金単価を表しています。
上記の時間帯(&季節帯)に使用した電気に単価を掛けた使用料金に基本料金(各種割引等を)合計したものが電化上手の電気料金になります。
下の画像が令和3年10月分(計量期間は9月8日~10月7日)の電気利用明細&太陽光発電で売電量を表しています。
右側の太陽光発電の表示が購入電力となっているのは東電側からみて私から電気を購入したという意味みたいですね。
赤枠の上が9kVA(≒90A)契約基本料金の2200円です。
明細の赤枠で囲った部分が計量期間の30日間で各料金単価の時間帯(&季節帯)に電気使用量と料金単価を掛けた金額が表示されています。
太陽光発電で昼間の電力はほぼ賄えるので夏季ピーク時間・他季ピーク時間の使用量はわずかです。(天候が悪く発電しない時のみ)
赤枠の下が燃料調整費・再エネ賦課金・各種割引が適用されて7338円でした。
上画像の右側青枠で囲った部分が再生エネルギー固定価格買取制度の10年が経過した後の買取単価と売電量です。
使用料金単価と比較して固定価格買取期間が終了すると、安価になるかわかりますね。
1か月電気料金全体の約7300円からマイニングに掛かった電気料金を算出します。
マイニング電気料金を算出するには1日当たりの使用量をまず調べる必要があります。
マイニングPCにワットチェッカーを付けて消費電力をモニターしていますが、マイニングPC全体の消費電力量は判っても太陽光で発電した自己消費分(ダダの電気)と夜間・朝晩料金でどのような割合で消費したか?算出できないのです。
下の図は1日の消費電力の推移と太陽光発電の(マイニングPCの稼働を含む)自己消費の関係性を表した模式図になります。
水色の線が各時間に消費する電気の使用量を表し、マイニングPCは24時間連続して稼働中、ほぼ一定の消費電力で稼働しています。(紫の部分)
緑色で区切ったのが各時間帯の電力単価になります。
朝7時~17時までの約10時間は太陽光発電で発電した電気を自己消費する事で、東京電力から割高な電気を購入することなくマイニングPCを稼働させる事が可能です。
上の表を見て算出方法を考えました。
マイニングPCの消費電力は200W(0.2kW)と24時間ほぼ一定で消費してるのは2種類のワットチェッカーで確認済。
0時~7時までの7時間を夜間料金の12.48円/kWhで使用量を算出。
7時~17時までは太陽光で賄ったのでコスト計算から除外。
17時~24時までの7時間は朝晩料金の26.49円/kWhで算出。
1日のうち朝7時から17時までの時間を除外したPCの消費電力がマイニングに掛かる電気料金と算出可能。
1kWh単価は夜間料金(12.48円/kWh)と朝晩料金(26.49円/kWh)の平均単価として19.49円/kWhで計算しました。
上の計算結果から1日当たりのマイニングPC電気料金が約55円、半年間の電気料金が9823円となりました。
電気料金計算サイトはこちら
日本円に換金&銀行口座に出金したマイニング報酬24972円からマイニングPC稼働の電気料金9823を引くと。
純利益は15149円となりました。
仮に同じ換金レートのまま1年間行ったとして、30298円の収益予想となります。
◆注意◆
上記のオール電化住宅向け電気料金契約プランの電化上手は現在新規契約は停止しており、継続プランのみとなっております。
マイニングを誰にでもオススメできるか?
今からPCやグラボを新たに購入して行うのはやめた方が良いと思う。
マイニング報酬は変動するので同じ環境で行ったとしても、仮想通貨の取引量やビットコインのレートなど不確定要素が多いので再現性がないと考えます。
下のチャートは過去1年間のビットコインの値動きを表したチャートになります。
青ラインの間隔が今回マイニングを行った期間です。
マイニングを開始した2021年3月中旬は約500万円でしたが、換金した10月中旬は約700万と約200万円上昇したので利益を押し上げた形になります。
1BTC=500万で変化しなかったと仮定すると、マイニング報酬は0.00380241(BTC)×5000000(円)=19012.05円。
マイニング報酬19012円からランニングコストの電気料金は変わらず9823円なので最終利益は9189円なのでラッキーでした。
この結果から私のマイング環境で損益分岐のビットコインレートは約260万円である事が判りました。
ビットコインのレートが260万円を下回っている時期に換金すると、収益がマイナスに転落してしまうので注意する必要があります。
私の様に手持ちのPCに装着しているグラボがあるのなら、試してみる位がちょうどいいのではないかと思います。
現在マイニング(計算処理)を行っている仮想通貨は主にイーサリアムであり、イーサリアムのマイニングを行える期間は余りないと言われている。
一説には来年5月までとも…
高価なPC本体やグラボを購入してマイニングに参入しても、マイニングを行い報酬をもらえる期間が短かければ機器代金の回収は出来ずマイナスで終了するのでリスクが大きい。
今後は効率良くマイニング計算処理を行い、当初の予定より多くの報酬を得られた方法について述べたいと考えています。
今回の記事はこれで終わりたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。