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写真の明るさと露出の3要素

 


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初心者が教えるカメラ講座としてお届けします、家庭発電所所長のjal_1980です。

今回は写真の明るさと露出の3要素の関係を記事にします。

 

露出とは?

いきなり写真用語が出てきましたが、写真の明るさ(光量=露出)と考えてOKです。

写真を撮って明るくしたいか暗くしたいかです。

スマホ・コンデジでもデジタル一眼レフでもフルオートで撮影したものはカメラがこのくらいの明るさがちょうど良いだろうと判断して撮影した結果です。
(デジタル一眼レフでもフルオート撮影は出来るんですよ。)

ただ、カメラが判断した結果に対してあなたはもっと明るくしたいとか暗くしたいとか不満が出た事は無いですか?

例えば白とび、黒つぶれなどです。

このような撮影結果に対して今回は対処方法と原理について説明します。

 

どんな時に写真の明るさを調整するのか?

明るさを変更(=露出補正)と言います。

具体例1

快晴なのに空が見た目より白い⇒空を青く写したい


写真を暗くする(=露出アンダー補正)
マイナス側に調整する事で空の青さが強調されて、メリハリが出てコントラストが良く見える。

 

具体例2

逆光で子供の顔が暗い⇒顔を明るくしたい


写真を明るくする(=露出オーバー補正)
プラス側に調整する事で子供の表情が見える

具体例1・2とも失敗例はシュミレーションで再現させているのでかなり誇張していますが、あなたが今まで撮った中でこのような写真はありませんか?

 

なぜこのような不具合が発生するのか

これは人間の目に対してカメラのセンサーが感知出来る光の強弱が狭いからです。
(光の明暗差=ダイナミックレンジ)が狭いから写真全体の中で少ない面積が犠牲になってしまう事があります。

最近のカメラはは顔認識で顔が暗くなってしまう事を防ぐ機能もあるようです。

しかし、強烈な光源(例えば太陽など)を写真の中に入れると白とびします。
一眼レフのファインダーで直接太陽を覗くのはやめて下さい、視力低下や失明の原因となります。

(一眼レフならライブビユーモードかミラーレスカメラを使用して下さい。)

やっぱり青空は濃いブルーの方が好みじゃないですか?

盛大なレンズフレアと撮像素子(イメージセンサー)に付着しているゴミ(黒い点)は無視して下さい( ^ω^)・・・

 

露出補正のやり方

どうやって明るさ(光量=露出)を調整するの?

 

スマホの場合

私の持っているau htc HTV32で説明します。

タッチフォーカスでピント位置を指定したら上下のスライダーで明るさを見ながら変更できます。
上にスライドさせるとプラス(明るく)、下にスライドさせるとマイナス(暗く)変化します。
調整結果がリアルタイムで確認出来るのは簡単・お手軽で良いですね。

 

デジカメの場合

このようなボタンを押してカーソールキーを押す(またはダイヤルを回して)露出計のゲージがプラスかマイナスに動くはずです。

 

現代のカメラならスマホからデジタル一眼まで露出補正は簡単に出来るはずです。
自分の使っているカメラの操作説明書をご覧下さい。

これで失敗写真を減らす事が出来ますね。

色々な環境で露出補正を行いながらガンガン撮ってみて下さい。

ここからちょっと深掘りしていきます。

 

タイトルに挙げた写真の明るさと露出の3要素とは?

写真の明るさを決定する露出には大きく3つの要素があります。

 

1シャッタースピード
2絞り
3ISO 感度

写真の明るさ(光の量)と言っても漠然として分かりにくいので光の量=水の量と例えます。

水の量が多い=写真が明るい=露出オーバー
水の量が適正=ちょうど良い写真=適正露出
水の量が少ない=写真が暗い=露出アンダー

シャッタースピードは蛇口を開けている時間

絞りは蛇口を開けている量

ISO 感度は氷と想像してみて下さい。

なんとなく光の量の関係性が見えてきませんか?

具体的には蛇口を開いている時間が長い程水の量は多くなり、短ければ貯まる水の量は少なくなります。

蛇口をいっぱい回してあげると大量の水が出て、少ししか回さないと水はチョロチョロしか出ません。

氷を入れると水面の高さが増えて多く有るように見えますよね。

色々な撮影対象(=被写体)やシュチェーションによって必要な光の量(=水の量)は変化しますし入れ物も変わってしまいます。
(浴槽からカクテルのショットグラスみたいに千差万別。)
夏の夜空に見える天の川と昼間に最高速度で走る新幹線を写すのでは必要な光の量が違います。

カメラの中でフルオートでは3つの要素であるシャッタースピード・絞り・ISO 感度を組み合わせて適正と思われる光の量(=露出)に調整しています。

ここで話しは戻りますが写真の明るさを調整する露出補正は3つのバランスを変えて光量を大小変化させる指示をカメラにしている事になります。

写真の用語って普段使う言葉と違うので取っ付きにくいですが、やっている事は単純に光の量を大小させてると思えば良いと思います。
この記事では3要素ついてはここで軽く触れる程度で今後、個別の説明記事を書く予定です。

 

最後に上達の秘訣

撮る対象や環境によって露出補正をする事で写真がもっと良くなる事は理解できたと思います。

しかし、どの状況によってプラスとマイナス補正を使い分けるのか慣れない内は分からないですよね。

そこで便利な機能である露出ブラケット撮影をオススメします。

ちょっと良いデジカメには付いている機能です。
(カメラの説明書をご覧下さい。)

露出ブラケット撮影とはカメラが自動でちょうど良い露出はこれだと考えたのを基準にプラス側とマイナス側にそれぞれ自動で露出を振って撮影してくれる機能です。

この機能については動画でご覧下さい。

動画で撮影したベストショットはこちらです。
撮影したデータに何も補正をしていのでJPEG撮って出しです。

P(プログラムAE)モードで露出ブラケット(写真の明るさを変化させて)撮影する場合は露出の3要素を意識することなく、撮影した結果を見て自分の好みの明るさに少しずつ近づける事で写真の明るさを変更できるようになりましたね。

撮るもの(被写体)や撮影する時間帯(環境)・好みによってどの程度露出補正をすれば良いのか感覚をつかむのに良いと思います。

 

実践的な使い所

赤ちゃん

具体的な使い方として赤ちゃんはプラス補正で白飛び警告ギリギリまで露出をオーバーに振るといい感じです。
赤ちゃんの透明感のある肌をぜひ表現して下さい。
(フラッシュの使用は避けて出来るだけ直射日光の当たらない窓際で撮影できればベストです。)

赤ちゃんを撮る機会があれば試して下さい。

 

夕暮れ空

最近は日が落ちるのが早くなりましたね。

冬の澄んだ空で日没直後、空のきれいなグラデーションを撮るのも良いですよ。

その際はマイナス側に露出補正を忘れずに。
さっき動画で説明した露出ブラケット撮影をぜひ試して下さい。
普段見慣れている電線や街並みがシルエットになって印象がかなり変わります。

下の写真は用水路に残った水が残光の空を反射して光の道っぽく撮れました。
良く撮れた写真はInstagram(インスタグラム)に投稿しましょう。
いいねがラッキー🎰!!

いいね!やコメントを貰えばモチベーションアップして写真が楽しくなります。

いかがでしたか?
この露出補正機能を使って暫く撮り続けると、どんな状況ならプラス補正かマイナス補正かが解ってくると思います。

出来るだけ失敗を減らして自分の思った通りの写真を撮る事が写真を楽しむ秘訣です。
明るさを変えるだけでも印象はかなり変わるので面白いですよ。

このようにカメラの機能を上手く使って楽しい写真ライフを送って下さい。

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

 


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jal_1980

1980年生まれ、妻と子供3人の父で真岡市在住。 趣味は写真撮影、動画編集、PCカスタマイズ等。 蓄電池やEV・PHVなどに興味・関心があります。発電した電気は売電から個人消費に変化していく過程を発信していきます。

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