みなさんこんにちは、家庭発電所所長のjal_1980です。
今回はドライブレコーダーの電波干渉対策についての記事になります。
私は格安中国製ドラレコを用いた自作の駐車監視機能を追加して常時稼働状態なのでスマートキーの反応が悪化した事が電波干渉対策を行ったきっかけになります。
格安ドラレコのレビュー記事で良く見かける地デジ&ワンセグ電波の受信感度が悪化したという問題解決手段について色々試した結果をどうぞご覧ください。
2つ以上の電波が同じ地点(受信アンテナ)に到達して重なり、お互いに強めたり(メリット)・弱めたり(デメリット)が発生する現象です。
私が不具合の発生経緯はドラレコを駐車中のいたずら防止・当て逃げを防止する目的で、エンジンを切っても自分で追加したバッテリーから電源を供給し、駐車監視行っている状態だとスマートキーの反応が鈍くなってしまう問題が発覚しました。
先に書いた通り、スマートキーの発する電波が稼働中のドラレコが発生する電波に干渉して、車両側のアンテナに到達する感度が弱くなってしまい反応しない現象が発生してしまったのです。
駐車監視を行わない場合、通常エンジンを切ればドラレコに供給する電源が無くなり稼働が停止するので、スマートキーの反応が鈍くなる現象が出ないのですが。
見に覚えの無いキズがいつの間にかボンネットに多数ついているのを発見したので駐車監視機能を追加したので発覚しました・・・
ドラレコに駐車監視機能を追加した記事はこちらです。
私が実際に行った電波干渉防止対策を順番に書いていきます。
あなたはフェライトコアって知ってますか?
よく見るのはケーブルの端にあるコブみたいなものがフェライトコアになります。
赤丸で囲ったものはケーブルにあらかじめ装着済みで取外し不可タイプで、青丸で囲ったものは今回購入した後付けタイプになります。
使用方法は簡単、ケーブルを挟んで2か所の爪でロックします。
挿入するケーブルの太さに合わせたものを購入しましょう。
今回私が購入した商品は5mm・7mm・9mm・13mmの4タイプあり、9mmタイプを選択しました。
ドラレコのケーブルに取付後の写真はこちらになります。
上のケーブルが電源供給・下のケーブルがリヤカメラとの接続ケーブルでどちらも装着してみました。
気になる効果は・・・
1個づつでは残念ながら改善が体感出来ませんでした・・・😢
私が購入したのは10個入りなのでダメもとで2個(それぞれ1個ずつ)追加してみると・・・
2個づづ付けた場合の効果は△です、完全ではないですが改善は見られました。
スマートキーの動作はしますが認識に1テンポズレる感じで違和感を感じます惜しい・・・
また、離れた場所で施錠・解錠ボタンを押しても反応しませんでした。
更なる改善効果を願って3個づづに増やしてみると不思議ですが、2個づづに比べて電波受信感度が低下してしまいました。
その後5個づつ(合計10個)まで試してみましたが2個づつがベストでした・・・
残念ですがフェライトコアのみでは不完全なので更なる改善を行う必要があります。
あなたの家にもあると思います、料理等で使用するあのアルミホイルです。
アルミホイルが不要な電波を遮断するのに有効である事をこちらの記事で見ました。
Impress社ケータイWatch
「アルミホイルの電波遮断能力ってスゴいな~!」
アルミホイルの電波遮断の効果と入手性(家にある)コスパの良さからすぐ試してみる事にしました。
電源ケーブルをフェライトコアとアルミホイルで巻き付け、ダブルシールドを行いました。
効果は残念ながらフェライトコア2個づつと変化しませんでした。
ここで『ケーブルではなく本体から余計な電波が発生しているのでは・・・』と考えました。
そして本体の基盤をアルミホイルで包んでシールドを行い、余計な電波の発信を止めてしまおうと考えます
これが後の悲劇に繋がるとは考えてもみませんでした( ^ω^)・・・
注意!自分で分解した場合、保証期間であっても保証対象外になります!!
①精密ドライバーでドラレコ本体の外装ビスを取外し、ふたをこじ開け
②アルミホイルをラップで包みショート防止対策を行います
(アルミホイルは電気を通すので直接基盤接触すると故障の原因となってしまいます。)
③本体メイン基板をアルミホイル&ラップで包み本体外装を元の状態に戻して組立
④ドラレコ本体にケーブルを接続し動作確認、電源ON
やった~!!
電源が入ったから早速、電波干渉が無くなったか検証しようとしてた矢先に悲劇が・・・
写真の通り、画面にノイズが有るので明らかに異常です・・・
本来ならフロントカメラ&リヤカメラの録画映像が液晶モニターに表示されるはずなのですが???
イメージセンサーからの情報が正常に液晶表示に伝わってません、どうやら壊してしまった様です、アウト~!!
当然ですが分解による故障は保証期間に関わらず保証対象外なので自己責任です。
もう一度分解して故障原因を探ります、奇跡的に復活が出来る事を願って( ^ω^)・・・
分解してすぐ故障個所が特定しました、下の画像の赤枠で囲った部分がイメージセンサー基盤とメイン基板の接続フラットケーブルの接続箇所ですが、固定部分のシートをめくってみると取れてしまってます・・・
どうやら外装をこじ開ける際に無理な力が加わって断線してしまった様ですね・・・
これはもう自分で治せるレベルではないので復活の望みは消えてしまいました。
不要物⇒ガラクタとなってしまいました・・・
ここからは開き直ってドラレコのイメージセンサーでどの位の大きさなんだろうと興味が出てきました。
ドラレコ本体カメラ部分の内側にセンサー基盤が見えます、基盤にはDR03_SENSOR-IMX323_V2との文字が見えますね。
イメージセンサーとは光を電気信号に変換する半導体部品の事で、IMX323はSONY製でドラレコではよく使われているいわばメジャーなセンサーみたいです。
SONY製イメージセンサーIMX323の受光部分はこの様になっています。
思っていたより大きいサイズでした。
ドラレコに限らずイメージセンサーのシェアはSONYがトップシェアらしいです。
バブル崩壊以前はいっぱいあった日本の半導体製造企業も、現在は数えるほどの企業に集約してしまいました・・・
冷戦時代には産業のコメなんて呼ばれていた時期もありましたね・・・
自動車産業と違って国際競争に打ち勝つことが出来なかった現実があります。
ニュースで台湾の半導体製造受注メーカーTSMCと米国半導体企業のインテルの半導体生産拠点を日本に誘致しようとする動きがあるみたい( ^ω^)・・・
コロナウィルスによる影響と米・中覇権争いによる世界規模のサプライチェーン再構築が始まり、大きく時代の流れが変化をキャッチアップしなければ取り残されてしまいます。
話が脱線してしまったので、壊してしまったドラレコの代替機について話を戻します( ^ω^)・・・
二つの選択肢があります。
①ちょっとお高いけど電波干渉の無いと思われる有名メーカー製にするか?
②電波干渉の無い夜間の駐車監視を強化した格安ドラレコを見つけるか?
あなたならどちらを選択しますか?
私はもちろん②の電波干渉干渉の無い夜間の駐車監視を強化した格安ドラレコを見つける方を選択します。
俗にいう『安物買いの銭失い。』って言葉に近い行動なんですが、このような機種選定をしているのが楽しみなんですね~。
使用中に感じた不満点や弱点を強化・改善しつつなるべく安価でコストパフォーマンスに優れた商品を見つけるのが楽ししので( ^ω^)・・・
そのような中で見つけた良い製品をこのブログでどんどんご紹介できればな~なんて考えています。
今後もよろしくお願いしますm(__)m
さて、肝心な代替機ですかこちらを購入しました。
AUKEY2カメラ方式赤外線監視機能付きドライブレコーダーDRS2になります。
購入の決め手となったのは他社製のドラレコと違って、赤外線暗視機能が搭載されているからです。
今回購入したドラレコではなく、昔使用していたビデオカメラ(SONY HDR-CX520V)の赤外線暗視機能ですが肉眼で見えない真っ暗な暗闇でもこの様に撮影が可能になる技術です。
どうですか?
この様な赤外線暗視機能をドラレコで搭載してあれば夜中でも駐車監視を強化が可能になります。
当然、今回問題!?となった電波干渉対策も考えられているみたいですね。
メーカー側で対策を行っているので、地デジだけでなくスマートキーの反応も悪くなる事はないと考えます。
また、壊してしまったドラレコと同じメーカーであるAUKEYなので『リヤカメラの配線は流用できる可能性が高く、面倒な配線引き回しを行わなくて済むかもしれない。』といった私にとっての特別なメリットもあったりします・・・
ドラレコを自分で取り付ける際、ハッチバック車の場合リヤゲートに配線を通すのが面倒なんですよね・・・
きちんと配線処理しないとケーブルが断線や雨水が車内に侵入してしまう恐れがあるので手の抜けないポイントになります。(上の画像は壊してしまった古いドラレコの取付作業写真です)
私と同じく駐車監視機能を重視している方はこちらから商品詳細を見て下さい。
アマゾン購入リンクを貼っておきます。
長くなってしまったので、新しいドラレコの取付&商品紹介記事は次回にします。
当初の計画ではドラレコの電波干渉対策が成功して、あなたに結果を報告する記事を書くつもりが、壊してしまう予想外の展開になってしまいました。
しかし、夜間の監視機能が不足している弱点を補い、電波干渉対策をしているドラレコを購入する良い材料になったと前向きに考えましょう!( ´艸`)
次回、新ドラレコの商品レビュー記事をご期待下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。